練成会グループへの就職/転職はアリ? 元社員による本音レビュー

本レビューは、元社員による寄稿を、公益の観点からネガティブな内容も含め掲載しています。レビュー内容は一個人の見解であり、当該企業がブラック企業かを断定するものではありません。

腕を組むビジネスパーソン

ここでは練成会グループへの就職や転職を考えている方に向け、2012年から2020年まで複数の学習塾に勤務した元講師が内情をお伝えします。

練成会グループが働きやすい職場環境なのか、スキルアップを目指すことができるのか、ハラスメントやサービス残業はないのかなどを実体験に基づいて説明するので参考になれば幸いです。

練成会グループ」の基本情報

英文社名 Renseikai Group
本社住所 北海道札幌市北区北8条西5丁目
創業年日 1977年6月
資本金 3500万円
従業員数 570人(2018年10月現在)
事業内容 学習塾の運営

受講生に好かれる人柄と質の高い教え方が重視される

練成会グループは北海道を中心に展開している学習塾の運営会社です。仕事の性質上、常に多くの子供と接することになるのでコミュニケーション能力が非常に重視されます。知識が豊富でも受講生への教え方に問題があれば講師として働くことはできません。

また、相性の良し悪しもあるので一概には言い切れないものの、子供に好かれる人柄であることも優れた人材として評価される条件と言えるでしょう。人気のある講師ほど受け持つ授業も多くなり、それだけ収入アップに繋がります。

練成会グループで得られる年収は勤続年数よりも受け持つ授業の数が影響しますが、講師として働く社員の場合、入社2年目で約350万円です。

また、受け持つクラスのレベルが難しいほど待遇も良くなります。練成会グループは受講生の学力に合わせて三段階のレベルに分けられ、そのレベルが高いほど講師の年収は増加します。

最高レベルは数が少ないので、講師の中でも特に優れた人材だけが活躍できる場です。教え方にも良し悪しがあり、質が高く理解しやすい教え方ができる人ほどレベルの高いクラスを受け持つことができます。

特定の時期に残業時間が増える

学習塾は基本的に学校の試験シーズンに合わせて授業時間の調整を行います。練成会グループも例外ではなく、期末試験や進学試験など、特定の時期になると特別授業を組んで試験対策に取り組みます。

授業で使う教材をどう活かすかは講師の腕次第なので、受講生の学力向上に役立つ授業を行うには工夫を凝らさなければいけません。勤続年数が長いベテランでも試行錯誤を繰り返すので、講師として働く社員は必然的に残業時間が長くなります。

試験シーズンが近くなると本来の授業の他、教材の編集や授業のやり方の修正などの仕事も加わるので、日を跨いで残業することも珍しくありません。ひと月の残業時間は法律で決められている上限の45時間に至ることもあります。

授業の質に関わるスキルアップについて

練成会グループにおける講師のスキルアップは受け持つ授業の質の向上を意味します。同じ授業でも教え方次第で受講生の学力は大きな違いが生じることから、講師は非常に重たい責任を背負っていると言えるでしょう。

すべての受講生が志望先に合格する、あるいは目標とする学力向上を達成するためには授業の質は無視できないポイントです。

講師は多くの受講生の人生に関与しているとも言えるので、スキルアップは受講生の夢を実現させるためと認識する姿勢が重要と言えます。仕事へのこだわりと受講生への気遣いが講師として長く働くための心得です。

スキルアップするには教え方を客観的に見直す他、複数の講師のやり方を参考にして優れた点は積極的に真似るのが効果的と言えます。

ハラスメントは決して珍しくない

どのような会社組織でもハラスメントは存在すると言っても過言ではありません。性別を理由にしたセクハラや立場や肩書きを利用したパワハラ、さらには学歴や知識の有無に基づくアカハラなど種類は多彩です。

練成会グループは受講生への悪影響を懸念し、種類や理由を問わずハラスメントを禁止しています。発覚した場合は対象者に厳罰が下されますが、それでもグループが受け持つ学習塾のすべてでその方針が徹底されているわけではありません。

学習塾によっては講師の間で様々なハラスメントが横行していることがあります。特に中高生を対象にした進学クラスでは講師がお互いの学歴を非難するアカハラが少なくありません。

このような状況から、練成会グループは特定の学習塾においてブラック企業レベルの過酷な職場環境になっていると言えるでしょう。しかし、あくまでも一部の学習塾に限ったことであり、グループ全体でハラスメントが横行しているわけではありません。

また、練成会グループは基本的に一定期間経つごとに講師を転勤させます。そのため、特定の学習塾でいつまでもハラスメントのトラブルが生じることはほぼありません。しかしパートやアルバイト勤務の講師は転勤の対象にはならないことから、場合によってはハラスメントのトラブルが継続することもあります。そのため、中途採用で働く場合は慎重に職場を選ぶ必要があります。

練成会グループのブラック企業レベル

練成会グループのブラック企業レベルは5段階評価で3です。

【参考】ブラック企業レベルとその目安

  • 5…すべての人にお勧めできません。
  • 4…過酷な労働を愛する人以外にはお勧めできません。
  • 3…強いストレスへの耐性がない人にはお勧めできません。
  • 2…他人よりもストレスに弱い人にはお勧めできません。
  • 1…少しブラックなところもある一般的な会社です。

ストレスへの耐性が強く、気力と体力が充実している人以外には不向きな職場と言えるでしょう。受け持つ学習塾によってはハラスメントの被害に遭う可能性がある他、試験シーズンなど特定の時期は連日の残業が当たり前です。心身の疲労が重なるので、勉強を教えることが好きという人でなければ長く続けるのは難しいかもしれません。