合田観光商事への就職/転職はアリ? 元社員による本音レビュー

本レビューは、元社員による寄稿を、公益の観点からネガティブな内容も含め掲載しています。レビュー内容は一個人の見解であり、当該企業がブラック企業かを断定するものではありません。

腕を組むビジネスパーソン

株式会社合田観光商事は北海道を中心にパチンコチェーン店『ひまわり』を展開している会社です。ここでは2010年から2020年まで複数の店舗でホールスタッフとして働いていた元社員が自身の勤務経験を基に、合田観光商事の職場環境についてお伝えします。合田観光商事は就職や転職の選択肢として魅力的なのか、長く働き続けることができる快適な環境なのか、俗に言うブラック企業ではないかなどを判断する際の参考にしてもらえれば幸いです。

地元に根付いた社風が特徴のパチンコチェーン企業

株式会社合田観光商事」の基本情報

本社所在地 北海道札幌市中央区南2条西10丁目1000番地2 KUWAGATAビル
創業年月 1952年5月に合田パチンコ店を北海道弟子屈町で開店(株式会社合田観光商事の設立は1981年3月)
資本金 5千万円
従業員数 1013人(2020年6月現在)
主な事業内容 遊技場(パチンコ『ひまわり』)の経営・ゴルフ場の経営・航空機リース

合田観光商事は北海道の弟子屈町で開店した『合田パチンコ店』が前身です。創業者が自宅の一部を改造して作った小規模な店舗で、当時から地域密着型の経営を行っていました。地域の経済に貢献し、利益を還元する経営姿勢はそれぞれのパチンコ店の運営方針にも反映されている特徴があります。求人についても地元住民を積極的に採用している他、年収も一般的なホールスタッフの場合で約350万円と、北海道の企業の中では高い部類に含まれます。企業の成長については1988年に美幌町にひまわり美幌店を開業させてから、一年に一件の割合で店舗を増やしています。2002年には初めて、北海道以外の地域である秋田県にひまわりの店舗を置きました。

安定した経営と言えますが、その一方で他店舗への転勤が多いのも事実です。この点についてはパチンコ業界全体の慣習とも言えるので、合田観光商事だけの傾向とは言い切れません。しかし、仕事の都合で住み慣れた地元を離れなければいけないので、生活環境の変化に抵抗を感じる人にとっては受け入れがたいと言えるでしょう。転勤を断った場合は退職を求められるのが普通ですが、ホール店長など役職に就いている人の場合は降格や減給を条件に同じ店舗で働き続けるケースもあります。

職場環境の良し悪しは店舗ごとに異なる

ひまわりを運営している合田観光商事の経営方針は地元への利益還元と働きやすい職場環境の維持ですが、その方針が必ずしもすべての店舗で遵守されているとは言い切れません。ひまわりの店舗ごとに店長の自由裁量に任せている部分があるため、同じひまわりでも店舗ごとに働きやすさが異なります。特に残業時間は店長の方針が大きく影響される事柄であり、何日も残業を続けるケースは珍しくありません。新しいパチンコ台を入れ替える場合や年末年始など忙しい時期は閉店後、日を跨いで残業するのが常態化しています。この点についても店舗ごとの差が大きいことから、ネットの口コミなど企業全体に対する評価が店舗ごとの職場環境とは直結していないと言えます。

また、職場環境の評価に深く関わるハラスメントについても店舗ごとの違いがあります。働きやすい店舗では責任者である店長を中心に、ホールスタッフが一丸となって自分の仕事に取り組んでいることからハラスメントの問題はほとんど発生しません。しかし、環境が良くない店舗では店長が一般社員に、一般社員が派遣社員やアルバイトに対して立場を利用したハラスメントを行うことがあります。強引なシフト変更を行ったり、サービス残業を強要するなど悪質なケースも稀に起こるので注意しなければいけません。

社会的な評価や自身のスキルアップについては厳しい一面もある

パチンコ業界は若いうちから高い年収を期待できる魅力的な点がある反面、社会的な評価は必ずしも高いとは言い切れないのも事実です。法律上は遊技と定義されていますが、実質的にはギャンブルなので厳しい目で見られる傾向があります。仕事の内容についてはパチンコ店での接客や日々の売上管理などが主なので、特別な技能や知識が求められるわけではありません。パチンコ店から異業種へ転職した場合、接客経験が好意的に評価されることはあります。パチンコ台の簡単なメンテナンスなど、ある程度は電子部品の扱いや修理の知識を求められることもありますが、それでも自身のスキルアップに繋がるとは言い難いのが実状です。

パチンコ店での勤務は高い年収が見込める一方、転職に役立つスキルアップが自然に達成されるわけではありません。自分で情報を集め、勉強に勤しみながらスキルアップを図る姿勢が求められます。合田観光商事のブラック企業レベルは5段階評価で1と、ほとんど問題が無いほど低いと言えますが、店舗ごとに違いがあることを踏まえて現場を選ぶことが重要になります。

【参考】ブラック企業レベルとその目安

  • 5…すべての人にお勧めできません。
  • 4…過酷な労働を愛する人以外にはお勧めできません。
  • 3…強いストレスへの耐性がない人にはお勧めできません。
  • 2…他人よりもストレスに弱い人にはお勧めできません。
  • 1…少しブラックなところもある一般的な会社です。

合田観光商事の総合的な評価

合田観光商事の職場環境はブラック企業に当てはまるほどの劣悪なものではありませんが、この評価は企業全体の総合的なものです。店舗ごとに働きやすさの差が大きなことから、就職や転職の際は店舗選びに注意する必要があります。新卒や中途の入社については収入の多さを第一に考えるなら魅力的と言えますが、スキルアップを図るのは容易ではないことからすべての人におすすめできるわけではありません。