筆者が、大手銀行系証券会社にWebマーケティング担当者として中途入社し、働いていたときのエピソードをショート動画シリーズでお届けしています。
第2話は、『役員がヤバい』です。
日本の伝統的な大企業への就職、転職をご検討の際に、ご参考にしていただければ幸いです。
動画の解説
銀行員が会社組織の不条理と戦う様子を描き、一世を風靡したテレビドラマ『半沢直樹』において、主人公の半沢直樹が、己の信念を突き通した結果、組織の厄介者として、銀行から系列の証券会社に出向を命じられる場面があります。
テレビドラマの中において、この出向の様子は、銀行内の出世街道から外された、負け犬の末路として描かれます。
『半沢直樹』の原作者の池井戸潤氏は銀行員の出身です。その描写には、自身の経験が生かされていることでしょう。
実際に、筆者が勤めていたメガバンク系列の証券会社でも、その経営を担う役員のほとんどが系列銀行からの出向者で占められており、銀行でパワハラなどの問題を起こした者が飛ばされてきていました。
令和の世になった現在においても、池井戸潤氏が銀行員をしていた昭和の時代の人事のやり方が踏襲されていることがわかります。
このようなやり方は、厄介者を追い出す銀行側にとっては良いかもしれませんが、その厄介者を一手に引き受け、あまつさえそのような人材が経営の舵取りを行うことになる、系列の証券会社の側にとってはたまったものではありません。
経営層がパワハラなどのルール違反を率先して行う会社に未来があるはずもありません。
そして、そのような会社のあり方は、昭和から長年変わることのない銀行側の人事の方針が変わらないかぎり、永遠に続くことでしょう。