実録! 大手証券のWebマーケ担当 - 第8話『資料作成と私』

筆者が、大手銀行系証券会社にWebマーケティング担当者として中途入社し、働いていたときのエピソードをショート動画シリーズでお届けしています。

第8話は、『資料作成と私』です。

日本の伝統的な大企業への就職、転職をご検討の際に、ご参考にしていただければ幸いです。

動画の解説

仕事において、無駄な時間の削減の筆頭と言えば、会議と社内向け資料の作成です。今回の動画では、筆者が勤めていたメガバンク系の証券会社における社内向け資料作成の様子をご紹介しています。

顧客向けの資料においては、きちんとした仕事を行う企業であることを印象づけるために、デザインや形式などにもこだわる必要があるかもしれません。一方で、社内向けの資料に関しては、その目的が社内の意思疎通のみとなるため、業務の効率化の観点から、デザインや形式にはこだわらず、Wordで簡潔にまとめるのみにするなど、時短が求められます。

しかし、この会社では、社内向けの資料であっても、PowerPointで彩り豊かに作成し、フォントも読む相手が好むものをリサーチして用いることが好ましいとされていました。

社内で統一された形式(テンプレート)を用いるのは、業務効率化の観点から有効ですが、残念なことに、この会社でこだわるべきデザインや形式は、資料を見る役員などの役職者個々人の好みに依るものであり、内容面ではなく見た目を理由とした資料の作り直しが何度も発生することになります。

このような事態になっている原因としては、役員などの役職者の権威が強すぎることが挙げられます。権威が強すぎる役員などの役職者が、我欲を通す、通せるのが当たり前となってしまっているため、その役職者が会社全体の業務効率ではなく、自身が気持ちよくいられることを第一に考えてしまうのです。

仮に、その役職者が優秀な人材であれば、権威が強すぎても問題なく組織は運営されますが、第2話『役員がヤバい』でご紹介したように、そのような事実はありません。

全話まとめ

実録! 大手証券のWebマーケ担当 - 全話まとめ
筆者が、大手銀行系証券会社にWebマーケティング担当者として中途入社し、働いていたときのエピソードをショート動画シリーズでお届けしています。日本の伝統的な大企業への就職、転職をご検討の際に、ご参考にしていただければ幸いです。