デジタル・インフォメーション・テクノロジーへの就職/転職はアリ? 元社員による口コミ・評判

本レビューは、元社員による寄稿を、公益の観点からネガティブな内容も含め掲載しています。レビュー内容は一個人の見解であり、当該企業がブラック企業かを断定するものではありません。

腕を組むビジネスパーソン

この記事では、2002年から2014年までデジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社に実際に勤務していた元社員が、企業を内側から見た実態を紹介していきます。

デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社への就職や転職をお考えの方に向けて、企業の特徴、そこで働くことの可能性、働きやすさやブラック企業ではないかという観点も含めてお伝えします。

デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社」の基本情報

英文社名 Digital Information Technologies Corporation
本社住所 東京都中央区八丁堀4-5-4FORECAST桜橋5F
創業年日 1982年7月(2002年1月に子会社を吸収合併し現在の商号に変更)
上場市場 東証1部
従業員数 約1,097名(2021年6月末時点)

技術者集団、やる気次第でスキルアップできる場所

デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社は、カンパニー制と呼ばれる組織です。社内が7つのカンパニーに分かれていて、それぞれ得意とする分野が異なります。

新しい技術にも積極的に取り組み、自社製品を販売するカンパニーもあります。技術的に優秀な社員がいるほか、新しい発想をソフトウェア商品として実現した実績もありますので、特に新社会人にとっては学ぶことが多く、スキルアップが期待できる環境と言えます。

多様な業界と幅広い業務の実績があるため、転職者にとってもやりたいことを試せる場となる可能性があります。

仕事の厳しさと年収

システムの仕事ということもあり、納期が近づけば一般的に残業が増えます。以前在籍していた頃は、徹夜で泊まり込むことや21時を過ぎてもほとんどのプロジェクトメンバーが残っているということもありました。

しかし、近年平均残業時間は年々減ってきているようです。2019年の1か月あたりの残業数は20.24時間と公表されています。

ただし、社員の職種構成を見ると、残業が多くなりがちなエンジニアは全体の70%強で、30%弱は別の職種のため、残業時間はエンジニアにしては少ない結果となっている可能性もあります。

事務、営業、サポートの職種の残業時間はそれほど多いとは思えませんが、エンジニア職はある程度の残業は覚悟しておくべきでしょう。

年収に関しては、採用ページを見るとキャリア採用のエンジニアの年俸は400~700万前後、大学・専門4年制卒の新卒者の場合、月給21万円とあり、一般的なエンジニア企業と同程度と考えられます。

評価方法はカンパニー毎に異なる可能性もありますが、自分が所属していたカンパニーでは年俸交渉の際に自己評価を記入し、自身の成果をアピールする機会がありました。面談で上司からのフィードバックもあり、評価に関しては公平性があり満足できるものでした。

多くの利益が出たときには、そのカンパニーの社員に還元した実績もあります。

職場環境と居心地の良さ

エンジニア率が高いIT企業の多くがそうであるように、面倒な人間関係やハラスメントの心配はありません。個人間の人間関係のストレスはどこでも発生するため皆無とは言えませんが、多少嫌なことがあったとしても、自分の仕事に集中すれば気にならないでしょう。

仕事内容、評価ともに男女の違いはありません。取締役や管理職に女性登用の実績もあり、女性が働きやすい職場と言えます。女性だからと特別扱いされないのは、他のエンジニアの会社と同じです。

子供を持つ女性社員への理解もあります。子育てのために時短勤務をする女性社員は何年も前からいましたし、今は在宅勤務も取り入れているとのことで、更に働きやすくなっていると考えられます。

居心地の良さを確認する上で、気になるのは平均勤続年数でしょう。公表された数字を見ると年々増加しているものの、8.7年という結果が出ています。終身雇用が少なくなっている現代では許容範囲と言えるかもしれませんが、10年弱在籍した後、転職する人が多いという事実が何を示しているのかは気になります。

公表されているのが、2019年までの数字なので最新のデータは確認できません。今後このまま勤続年数が長くなる可能性もありますが、入社を検討する際はこの数字を考慮に入れた方が良さそうです。

社員の生活を守る、寄り添える気持ちを大事にする

10年近く前のまだ株式上場の準備段階だった頃は、経営陣の発言にややブラックな要素がありました。しかし、その後上場を経て、デジタル・インフォメーション・テクノロジーは随分変わったようです。

一方で、以前と変わらないことの一つに「社員の生活を守る」という前社長の考えがあります。実際に実践されていましたし、現社長も踏襲しています。

今の社長は、穏やかな印象の元鍼灸師です。IT業界社長としては異色の経歴を持つ社長が推奨するのは、チャレンジ精神と寄り添える気持ちを大事にすること。自分さえよければいいという考えではなく、相手のことを考える。

このような社長の思いが会社に浸透し、社員にも伝わっているとすれば、ブラック企業レベルは極めて低いことが考えられます。

まとめ・就職/転職おすすめ度

これまでの内容から、デジタル・インフォメーション・テクノロジーがお勧めの職場なのか、ブラック企業なのではないのかという観点で確認してみましょう。就職/転職おすすめ度は、5段階中5と評価します。

【参考】就職/転職おすすめ度とその目安

  • 5…ほとんどの人にお勧めできる会社です。
  • 4…多少のストレスは許容する必要があります。
  • 3…強いストレスへの耐性がない場合はお勧めできません。
  • 2…過酷な労働を愛する人以外にはお勧めできません。
  • 1…すべての人にお勧めできません。

株式上場を成し遂げる過程でコンプライアンスが強化され、会社が良い方向に向かったと考えられます。テクノロジーやシステム開発が好きな方には、お勧めできる会社と言えるでしょう。