三本珈琲への就職/転職はアリ? 元社員による本音レビュー

本レビューは、元社員による寄稿を、公益の観点からネガティブな内容も含め掲載しています。レビュー内容は一個人の見解であり、当該企業がブラック企業かを断定するものではありません。

腕を組むビジネスパーソン

ここでは三本珈琲株式会社への就職や転職を考えている人に向け、2013年から2021年まで本社をはじめ複数の営業所で勤務した元社員が職場環境や収入などについてお伝えします。

快適に働くことができるのか、ハラスメントはあるのかなどを実体験に基づいて記すので、三本珈琲株式会社で働きたいと考えている人のお役に立てれば幸いです。

三本珈琲株式会社」の基本情報

英文社名 Mitsumoto Coffee Co.,Ltd.
本社住所 神奈川県横浜市神奈川区山内町15番地4
創業年日 1957年3月15日
資本金 1億円
上場市場 非上場
従業員数 960人(2019年10月現在)
事業内容 コーヒーの製造販売、関連機器の販売など

部署によって仕事内容が大きく異なる

三本珈琲株式会社は喫茶店などの飲食店向けのコーヒー豆をはじめ、様々なコーヒー類の販売を行っている会社です。

業務の性質上、新規の顧客を得るための営業が非常に重要視されています。

新卒採用者は本社で研修を受けた後に幾つかの部署を巡って仕事内容を覚えますが、営業職は在籍期間が長く、学ぶ事柄も多いのが特徴です。また、機械整備など一部の技術職を希望する者を除き、新卒採用者はまず営業職に就くことになります。

営業を行うことで商談の重要性を実感させるのが目的ですが、高度なコミュニケーション能力が求められる仕事でもあるのですべての新卒者が適応できるわけではありません。中には営業職が肌に合わず、研修中に離職してしまう人もいます。

営業職に一定期間就いた後はそのまま営業を続けるか、製品開発や製造、機械整備などの部署に配属されます。

契約店舗へのルート配送や自動販売機への補充作業も重要な仕事ですが、配送用の自動車を運転するので免許は必須です。また、運転は長時間に及ぶことも多いので心身の疲労が溜まりやすいと言えるでしょう。

珈琲関連の仕事でも部署によってその内容はまったくの別物と言っても過言ではありません。

職場環境や待遇の詳細

三本珈琲での仕事は部署によって異なりますが、働きやすさなど職場環境も部署ごとに違いがあります。

製品開発や事務などの仕事は社外の人と接する機会は少ないので、不特定多数の人と接するのが苦手な人には適任と言えるでしょう。その一方で社内の人とは密接に関わることから、苦手意識を抱いてしまう人が同じ職場にいる場合は却って働きにくいかもしれません。

ルート配送などの営業職は様々な人と接するので、状況に応じて最適な行動ができる柔軟性が求められます。また、営業職は会社の看板を背負っている立場でもあることから、常に明るく朗らかな雰囲気を保つことも重視されます。残業時間は原則、発生しないことになっています。

しかし、営業職など相手側の都合が優先される部署では残業を行う可能性があります。ルート配送も交通事情など外的な要因で残業になってしまうことがありますが、これは北海道や東北など冬季に降雪がある地域ほど件数が多くなります。残業時間は月平均で10時間から15時間ほどですが、冬季の北海道や東北では約20時間に達することもあります。

待遇については基本的に勤続年数が長いほど良くなる仕組みです。年収については入社2年目の場合、正社員で約330万円です。これは全国の営業所の平均値であり、地域ごとに多少の違いがあります。営業職の場合は明確には決まっていないものの、契約を結んだ件数が多い人ほど早く出世し、年収も増える傾向にあります。

スキルアップの可能性やハラスメントの問題について

三本珈琲株式会社でのスキルアップは営業に関する事柄が多数です。

コーヒーなどの自社製品をどれだけ多く売るかが重要視されるので、人の心を掴むスキルを磨くことが何よりも重要と言えるでしょう。新規の顧客開拓やルート配送での新製品の売り込みなど、自社製品の普及に繋がるスキルを磨く姿勢が求められます。

その一方でスキルアップを過度に求めるあまり、自身に課せられた仕事を疎かにしてしまうケースも稀に起こります。スキルアップへの渇望が社内ハラスメントに発展したケースもあるため、自分がどのようなスキルアップを望むのかを冷静に考え直す姿勢が求められます。

機械整備などの技術職は営業スキルよりもメンテナンス関連のスキルを向上させるのに適しています。

社内のハラスメントについては部署ごと、営業所ごとに大きく異なるのが実状です。本社では様々なハラスメントの一切を厳しく禁じていますが、すべての営業所もその通りとは限りません。

ごく一部ですが、異性へのセクハラや立場を利用したパワハラなど前時代的なハラスメントが行われている営業所があります。このような営業所は本社が視察する時に限って品行方正な態度を取ることから、実状を即座に理解するのは困難です。

自分より弱い立場にいるパートやアルバイトへのハラスメントは行う一方、目上の存在には媚びへつらう人間がいる営業所はブラック企業レベルの高い数値が当てはまると言えるでしょう。

三本珈琲株式会社のブラック企業レベル

ブラック企業レベルは5段階ありますが、三本珈琲株式会社は5段階中の1です。1は『少しブラックな点もある一般的な会社』に対する評価であり、三本珈琲も1に当てはまります。

【参考】ブラック企業レベルとその目安

  • 5…すべての人にお勧めできません。
  • 4…過酷な労働を愛する人以外にはお勧めできません。
  • 3…強いストレスへの耐性がない人にはお勧めできません。
  • 2…他人よりもストレスに弱い人にはお勧めできません。
  • 1…少しブラックなところもある一般的な会社です。

この数値は本社をはじめ、全国にある営業所や工場などすべての部署や施設の平均値です。そのため、配属先によっては5段階で3や4に当てはまるほどの劣悪な職場環境になっている可能性は否定できません。