ベル食品への就職/転職はアリ? 元社員による本音レビュー

本レビューは、元社員による寄稿を、公益の観点からネガティブな内容も含め掲載しています。レビュー内容は一個人の見解であり、当該企業がブラック企業かを断定するものではありません。

腕を組むビジネスパーソン

ここでは2013年から2020年までベル食品に勤務していた元社員が、就職や転職を検討している方に向けて内情をお伝えします。

スキルアップを目指せる職場なのか、ハラスメントはないのか、いわゆるブラック企業ではないのかなどを実体験に基づいて記すので、ベル食品で働きたいと考えている人の参考になれば幸いです。

ベル食品株式会社」の基本情報

英文社名 Bell Shokuhin Co,.Ltd
本社住所 北海道札幌市西区二十四軒3条7丁目3番35号
創業年日 昭和33年3月1日(前身である北共化学株式会社の設立は昭和22年)
資本金 4億8525万円
従業員数 231人(2021年10月現在)
事業内容 食品の製造、販売

職場環境は営業所ごとに異なる

ベル食品は大別すると営業や販売を手掛ける部門と、商品を製造する部門があります。それぞれに営業所と工場があり、業務内容も異なりますが、結果重視でありながら仕事の質を損なわないようにお互いに注意し合う点は共通しています。

口に入れる物を扱うので、衛生や鮮度の管理には特に気を配っていますが、そのためにやや過剰ともとれる干渉がある事実は否定できません。工場ではその傾向が顕著であり、私生活における食事のメニューや睡眠時間を厳しくチェックされることもあります。

安全な商品を作るのに必要なことですが、人によっては息苦しく感じるかもしれません。特に体調管理についてはプライバシーへの干渉になるため、場合によってはハラスメント扱いになることもあります。

一方で本社や営業所では社員のプライバシーに関してはほとんど干渉されることはありません。食品製造に携わらない分、商品への悪影響を及ぼす体調不良を心配する必要がないためです。

しかし、取引相手との商談など人と接する機会が多いことから、身だしなみや言葉遣いに気を配る必要があります。工場とは別の方向性で厳しくチェックされることもあるため、コミュニケーション能力が問われると言えるでしょう。

新卒採用の正社員は業務内容を体感するために複数の営業所や工場を巡りますが、それぞれの職場環境の違いに戸惑うケースは少なくありません。

収入やスキルアップは他企業とほぼ変わらないが注意点もある

ベル食品で働く場合、新卒採用なら正社員でまずは本社勤務、そして営業所や工場を巡って全体の仕事を把握することになります。

年収は同業他社とほぼ変わりませんが、新卒2年目の場合で約330万円です。本社のある北海道においては平均的な金額ですが、東京など営業所を置いている本州以南の地域と照らし合わせるとやや少ないと言えるでしょう。

勤続年数が長くなり、役職に就くことで年収は増えますが、現場の主任クラスになるまで約5年ほどかかるのが普通です。

スキルアップについては取引相手との交渉など対人関係に基づく事柄が大半を占めるので、社会人向けのセミナーに通って自分磨きをするなど、独自の工夫が必要になります。

中途採用者は基本的に工場や配送センターでの作業が主な仕事です。最初は誰でもできる単純作業に従事し、次第に知識や技能が求められる仕事を任されるようになります。

特に工場では原料の配合率や加熱時の温度調整などを正確に行う必要があるため、そのような仕事は勤続年数が長いベテランが占めているのが普通です。

基本的に最低限の人数で工場を動かしているため、ベテランが第一線で活躍している工場では若い世代のスキルアップは容易ではありません。

また、年収については地域の最低賃金とほぼ同じであり、ベテランでも同年代の正社員と比較すると決して多いとは言えないのが実状です。

繁忙期は残業が多くなる

残業時間は本社を含む営業所と工場とで大きく変わります。営業所は一年を通してひと月に約10時間ほどの残業時間が発生しています。これは取引先との商談や顧客との打ち合わせなどを優先し、自身の業務を後回しにするのが主な理由です。

工場の場合は年末年始やお盆前などの繁忙期に残業時間が発生します。特に年末年始は日が沈んで日付を跨ぐ寸前まで残業することも珍しくありません。

残業代が支給されるので金銭的にはメリットがあると言えますが、ハードワークな状態に陥るので体調管理には十分に注意する必要があります。中途採用で工場勤務になった場合、最初の残業経験で体が参ってしまう可能性もあるので体調管理を疎かにしてはいけません。

ベル食品は営業所と工場とで職場環境が異なるため、ブラック企業レベルを一概に言い切ることはできません。

しかし、双方を足して平均値を出すと多少はブラックな点があるものの、一般的な企業とほぼ変わらないと言えるでしょう。細かく比較すると部署ごとの環境の違いなどが浮き彫りになりますが、それでも離職率が高いなどブラック企業にありがちな問題は起きていません。

年収やスキルアップにはやや不満点はあるものの、快適に働くことができる環境と言えます。

ベル食品のブラック企業レベル

ベル食品のブラック企業レベルは5段階評価でもっとも低い1です。

【参考】ブラック企業レベルとその目安

  • 5…すべての人にお勧めできません。
  • 4…過酷な労働を愛する人以外にはお勧めできません。
  • 3…強いストレスへの耐性がない人にはお勧めできません。
  • 2…他人よりもストレスに弱い人にはお勧めできません。
  • 1…少しブラックなところもある一般的な会社です。

1は「多少はブラックな点があるものの、一般的な企業とほぼ同じ」という評価であり、社員の心身を著しく疲弊させるブラック企業ではないと言えるでしょう。しかし、職場環境との相性は個人差があるので、必ずしもすべての人にとって働きやすいとは言い切れません。また、多く稼いだりスキルアップを目指すにはあまり適していないのも事実です。