実録! 大手証券のWebマーケ担当 - 第1話『労働条件が嘘』

筆者が、大手銀行系証券会社にWebマーケティング担当者として中途入社し、働いていたときのエピソードをショート動画シリーズでお届けしています。

第1話は、『労働条件が嘘』です。

日本の伝統的な大企業への就職、転職をご検討の際に、ご参考にしていただければ幸いです。

動画の解説

誰もが知るメガバンクの系列証券会社であっても、ルールを守っているとは限りません。

特に入社時においては、労働条件を説明してくれる人事担当者がルールを厳格に守ろうとする意志があったとしても、それを運用する側の現場ではルールを守ろうとする意識が希薄なことが少なくありません。

今回ご紹介したエピソードは、採用時に受けた説明では始業時間が8時40分だったのにもかかわらず、実際に現場に配属されてみたら、それよりも早い時間に毎朝定例の会議が存在していたというものです。

実態としては、労働時間に決まりのない役員や部長といった役職者たちが朝の7時台には出社しており、それに合わせて下の者も動き出さなければならないという無言の圧力があったようです。

この大手銀行系証券会社では、役員が神のごとく扱われており、法律を守ることよりも、役員のご機嫌を損ねないことの方が優先度が高いようでした。このような価値観は、日本の伝統的な大企業ではめずらしいことではありません。

採用面接時には、労働条件を人事担当者に確認するだけではなく、現場の担当者にもその運用実態をきちんと確認しておくことが重要だと言えるでしょう。