土屋ホールディングスへの就職/転職はアリ? 元社員による本音レビュー

本レビューは、元社員による寄稿を、公益の観点からネガティブな内容も含め掲載しています。レビュー内容は一個人の見解であり、当該企業がブラック企業かを断定するものではありません。

腕を組むビジネスパーソン

ここでは株式会社土屋ホールディングスで2012年から2020年まで実際に勤務していた元社員が内情について記します。

スキルアップを目指せるのか、ハラスメントやサービス残業が横行するブラック企業ではないのかなど、就職や転職を考えている人が知りたい情報をお伝えするので参考になれば幸いです。

株式会社土屋ホールディングス」の基本情報

英文社名 TSUCHIYA HOLDINGS CO.,LTD.
本社住所 北海道札幌市北区北9条西3丁目7番地 土屋ホーム札幌北九条ビル
創業年日 昭和51年9月2日
資本金 71億1481万円
上場市場 札証1840
従業員数 24人(グループ連結779人。2019年10月31日現在)
事業内容 建設業を営む事業会社の管理及びコンサルタント業務

本社と現場との板挟みになりやすいが年収は高い

株式会社土屋ホールディングスは多くの建設業者と同様に体育会系の社風です。気力や根性を重視する傾向があるため、多少の疲れがあっても早出や残業は当たり前という雰囲気があります。

残業時間は一年を通して発生し、ひと月に約15時間から20時間程度です。これは本社での業務以外に、住宅建設を行う事業会社との打ち合わせや建て主との話し合いを行うためです。特に事業会社との打ち合わせは現場で起きたトラブルの解消と問題点の改善が主な内容になるため、社員は本社と現場の板挟みになりやすいと言えます。

このような経験を積むことがスキルアップに繋がりますが、一方で仕事に対する理想と現実のギャップを体験することにもなります。

土屋ホールディングスは入社してから2年ほどで離職するケースが少なくありませんが、これは本社と現場の板挟みに悩んだ結果です。しかし入社2年目の社員が多く離職する現象は建設業界全体の問題なので、土屋ホールディングスに限ったことではありません。

むしろ、2年を経過したらより責任のある大きな仕事を任されるようになり、年収アップを期待できます。勤続手当などの各種手当が加算された結果、入社10年目の社員の年収は約400万円になります。役職に就けばさらに手当が加算されるので、長く働いて多く稼ぎたい人には最適な職場であることは間違いありません。

パワハラ的な価値観が残っているので人によっては合わない

建設業界は荒くれ者が集うイメージがあり、実際に粗暴な人が少なくありません。これは土屋ホールディングスも例外ではなく、現場からの叩き上げの人ほどパワハラ気質の傾向があります。体育会系の考え方なので気力や根性を重視し、客観的な数値による検証を無視して強引に物事を進めることも珍しくありません。

立場が上の人がストッパーになれば問題はありませんが、事業会社が工事を行っている現場など本社の目が行き届いていない所ではパワハラが起きやすいのも否定できない事実です。土屋ホールディングスは様々なハラスメントに対して厳しい処分を下していますが、本社の方針がすべての現場や部署に浸透しているとは言い切れません。

また、実際にパワハラを行っている人は自分が若い頃の常識や価値観で動いているので、パワハラをしている自覚を持っていません。そのため、口頭で注意しても事態が改善されないという状況になっています。

ブラック企業レベルな罵声も珍しくないため、他人から怒鳴られたり頭ごなしに否定されることに強い抵抗を感じる人にとっては不向きな職場です。セクハラについては女性社員の割合が少ないことからほとんど目立ちませんが、事務職の女性が他の部署の男性からセクハラを受けるケースが稀にあります。

コミュニケーション能力に関わるスキルアップが期待できる

土屋ホールディングスで働くことでコミュニケーション能力に関する大幅なスキルアップが期待できます。取引相手との商談や建て主との話し合いなどは他の会社でも珍しくありませんが、実際に家作りを行う事業会社との打ち合わせはコミュニケーション能力を鍛えるための優れた環境であることは間違いありません。

事業会社は建て主の希望を尊重しつつ、法律による規制など現実的な問題点をクリアしなければいけません。それに加えて親会社からの指示に従う必要がありますが、予算や建て主の希望など様々な理由で親会社と事業会社の言い分が食い違い、衝突してしまうこともあります。そのような事態を避けるのが本社社員の役目です。

余計なトラブルを避けるにはそれぞれの言い分を踏まえ、現実的な解決方法を提示する必要があります。また、提示した方法を納得して受け入れてもらうことが何よりも重要なので、そのためのスキルアップは不可欠です。

コミュニケーション能力は座学ではなく実践で初めて向上するので、優れた社員になるためには何度も話し合いを行い、経験を積むことが重要になります。事業会社の利益を守りつつ、親会社が有利になる方向性で話を進めるのが社員の務めであることを自覚しなければいけません。

誰にでもできることではありませんが、それだけに目標に達した際の喜びは格別です。土屋ホールディングスでのスキルアップは他の職場でも活かすことができます。

株式会社土屋ホールディングスのブラック企業レベル

土屋ホールディングスのブラック企業レベルは5段階評価中の3になります。

【参考】ブラック企業レベルとその目安

  • 5…すべての人にお勧めできません。
  • 4…過酷な労働を愛する人以外にはお勧めできません。
  • 3…強いストレスへの耐性がない人にはお勧めできません。
  • 2…他人よりもストレスに弱い人にはお勧めできません。
  • 1…少しブラックなところもある一般的な会社です。

強いストレスへの耐性を持たない人には適さない職場ですが、これは建設業界全体に言えることなので、土屋ホールディングスが特に悪いわけではありません。年収については勤続年数が長いほど大幅に増えるので、多く稼ぐには最適な職場です。対人関係に関するスキルが磨かれるのもメリットの一つと言えます。