ドン・キホーテへの就職/転職はアリ? 元社員による本音レビュー

本レビューは、元社員による寄稿を、公益の観点からネガティブな内容も含め掲載しています。レビュー内容は一個人の見解であり、当該企業がブラック企業かを断定するものではありません。

腕を組むビジネスパーソン

株式会社ドン・キホーテという企業をご存知でしょうか。買い物で、家電製品、日用雑貨品、食品、ファッションのグッズ、スポーツ用品などを購入したことがある人も多いかもしれません。

この記事では、ここで以前自分が働いていた時に感じたことを解説していきます。

基本情報によると、本社は東京都の目黒区にあり、全国展開されているチェーン店です。そして資本金が一億円で決算日は年一回の六月三十日にあります。

設立したのは2013年で、1980年にもその源流となる会社が設立されています。社名の由来は、スペイン出身だったセルバンテスの作品を参考にして名付けられました。

労働問題にもなった会社

ドン・キホーテのブラック企業レベルは、ハラスメントがあり残業時間も長く、年収は上がらないというイメージを持たれる人も多いかもしれません。

現在から約五年半前には、ニュースで長時間労働の話題が取り上げられていましたよね。ちょうどこの時期も働いていましたが、店頭のバックオフィスに警察か労働基準監督署の人が捜査に来ている状況を目の当たりにしたこともありました。

会議室のような閉鎖的な場所でやり取りをしていたので、話している内容はあまり聞き取れませんでしたが、たまたま外で休憩していた人たちの横を通りかかると、たぶん労働時間に関する会話がなされていたと記憶しています。

現場はブラックではなかった

しかし、自分の働き方に影響が出たのかと振り返れば、あまり変わらなかったと思います。ブラック企業レベルや残業時間、年収などは部署や配属によって異なりますし、本人の働き方や能力、適性によっても様々な見方ができるからです。

例えば、店舗で忙しく働いていた従業員の人々は、夜遅くまで長く残業時間を確保していた印象でした。それも主体的に率先して働いている若い人たちが目立ち、スキルアップと成長のために攻めるタイプの働き方をしているように見えました。そして男女問わず充実した生き方ができているようにも見え、パワハラのようなハラスメントなどは見当たりませんでした。

実際に働いていた職場はどちらかといえば裏方の仕事をする立場だったので、多少長時間働く人もいましたが、極端な時間外労働はなくブラック企業レベルが高いとまでは言えないと思います。

楽な仕事ではない

ドン・キホーテは小売業なので、例えブラック企業レベルが低かったとしても実質肉体労働が重視される雰囲気があります。その点は担当する役割によって大きな差がないので、体力が必要不可欠な仕事だということは言うまでもありません。

ですから、身体能力やストレス耐性に自信がない人には正直言ってお勧めできませんが、スキルアップなどの向上心や高い意欲を持つ人にとっては最適な職場環境だと言えるでしょう。

そして当然のことながら、職員同士の人間関係、上司や店長からのプレッシャー、顧客からのクレームなどは他の会社と同様に存在する社風だったので、精神的負担にも耐えられるメンタルも兼ね備えた人材が求められています。

もし労働課題に直面したら

仮にもし労働条件や人間関係などにおけるトラブルに巻き込まれてしまったとしても、対処法はあるので大丈夫です。

例えば長時間労働に関わる事件の際にも、労働基準法36条の規定によって、雇用する側が検察に書類送検される結果となりました。このことは、法律や制度が機能することで、労働者の人権は守られるということを意味しています。

労働基準法では、会社に雇用されている人々を週四十時間、一日八時間以上働かせてはいけないと定められています。そして時間外労働をさせる場合は、残業時間について労働者と経営者との間で合意が必要なので、労働時間を強制的に延長させられることに関してルール上禁じられています。

このような法律的、制度的な背景もあることから、労働組合などへ相談すれば問題解決に向けて前進していけるでしょう。

努力が報われる職場環境

このようにドン・キホーテ全体がハラスメントの多いブラック企業というわけでは、決してありません。個人の希望や実力に応じて、スキルアップや年収を上げることができるかもしれません。そして長時間労働も現在では改善されている可能性もあるので、個人でもワークライフバランスを見直しながら健康には配慮して働き続けると良いでしょう。

地域にも密着している企業ということもあり、顧客と接する機会も多いので、人とコミュニケーションをとることが好きなら楽しく働き続けることができるはずです。

事業が全国的に広がり、ビジネスモデルや問題点も場所によって様々な視点から捉えることができるので、評判による差別や偏見は避けるべきです。どの会社にもそれぞれ弱みと強みがあり、顧客のニーズも提供するサービスや商品も多様です。熱意とモチベーションがあれば、前向きに働くことができると思います。

意外と後悔することは少ない

転職を検討しているビジネスパーソンや就職活動中の学生は進路に悩んでいるかもしれませんが、仮にドン・キホーテを会社の5段階評価を基準にして査定するなら、ナンバー1の少しブラックなところもある一般的な会社です。

【参考】ブラック企業レベルとその目安

  • 5…すべての人にお勧めできません。
  • 4…過酷な労働を愛する人以外にはお勧めできません。
  • 3…強いストレスへの耐性がない人にはお勧めできません。
  • 2…他人よりもストレスに弱い人にはお勧めできません。
  • 1…少しブラックなところもある一般的な会社です。

ですから、ひどいブラック企業というわけではないので、安心して面接へ足を運んでも問題ありません。