CCG HOLDINGSへの就職/転職はアリ? 元社員による口コミ・評判

本レビューは、元社員による寄稿を、公益の観点からネガティブな内容も含め掲載しています。レビュー内容は一個人の見解であり、当該企業がブラック企業かを断定するものではありません。
本レビューでは、編集部で問題があると判断した部分を伏字にしています。

腕を組むビジネスパーソン

この記事では、株式会社CCG HOLDINGSへの就職や転職を考えている方の参考になるよう、元社員がリアルな感想をお伝えします。

2015年ごろに数年間正社員として働いた経験をもとに、少ないストレスで働ける職場環境か、それともブラック企業だったのかなどをご紹介していきます。

株式会社CCG HOLDINGS」の基本情報

英文社名 CCG HOLDINGS
本社住所 大阪府大阪市中央区南本町1丁目8-14 堺筋本町ビル5F
創業年日 1990年6月
資本金額 5,164万円
従業員数 21名(グループ従業員194名)(2021年6月1日時点)

CCGの社風・働き方は子会社の事業内容によって異なる

株式会社CCG HOLDINGSは、2021年にホールディングス経営へ移行しました。そういった事情もあり、子会社の事業内容によって社風がかなり異なります。

事業は広告から就労継続支援A型事業、それに印刷など多岐にわたります。グループ全体を一つの社風やポリシーで統一してあるというより、各子会社や事業部がそれぞれ独立しているといった感じが近いでしょう。

残業時間についても同様です。例えば、広告の場合はクライアントの業界に左右されることが多く、年中忙しい事業部もあれば繁忙期だけというところもあります。

また、職種も同じで企画営業、デザイナー、印刷関連は残業時間が長く、バックオフィスや事務は大半が定時に帰れます。

年収は、中途採用者の企画営業職は2021年11月現在約300万円~500万円が相場です。ですが、500万円というのは昇格等をして得られる年収のため、他の企業と比較して「多い」とはあまり言えません。これに関してはグループ全体でも変わらない印象です。

CCGは社風や収入といった働きやすさに関するあらゆる点で、他企業以上に各子会社や事業部に大きな影響を受けています。全体だけではなく、関心のある子会社をしっかり調べることがオススメです。

20~30代が多く、異なる職種と交流できるため刺激になる

CCGはワンフロアに営業、バックオフィス、デザイナー、印刷手配といったさまざまな業務に携わる人たちが働いており、比較的従業員同士のコミュニケーションが取りやすい雰囲気です。

大半の企業はパーテーションで分けたり、事業部ごとに別室になっていますがそれがないため、仕事の確認や相談はしやすいと思います。その反面、常にミーティングの声などが聞こえてきて、自分の業務に集中しにくいといった声も聞かれました。

また、一概に「広告代理店」と言っても、クライアントが学校関係かコスメ関連かによって仕事内容から制作物、それに活動時間まで大きく異なります。「広告に興味があるけどまだ業界を絞れないから、沢山の例を見ておきたい」という人には特に良いと思います。

事業内容によりますが、社員は30代前後が多くて話が合いやすいため、それほど苦労せずに周囲とうまくやっていけると思います。男女比も男性の方が多いとはいえ、そこまで大きな差はありません。

会社イベントの食事会もありますが、それ以外にも自分たちで仕事終わりに飲み会も行っている人たちもたくさんいます。断っても関係性に悪影響を及ぼすことはほとんどないため、心配いりません。

同世代が活躍しているため、それが刺激になってスキルアップにも繋がりやすい環境です。

退職者数がとても多く、短い期間で辞めてしまう

先ほどの話と矛盾するようですが、CCGは私がこれまでに勤務した企業の中で断トツに退職者数が多く、当時は毎月のようにいました。退職して数年経ちますが、その間に働き方改革や残業時間を減らす取り組みなどを行っているため、今は改善されているかもしれません。

中途入社者が退職する理由に多かったものは、大きく分けて2つあります。「自分のいる事業部やチームの人間関係が悪かった」と「1か月で入社時に確定していた部署とまるで異なる仕事へ移るはめになった」というものです。

どちらも企業でよく起きることではあります。ですが、人間関係については「多少ムードが悪い」といった軽いものではなく、*************が行われている場合もありました。

これについても上司の人材の質同様、事業部やチームによってかなり異なります。そのため、何の不満もなく長く勤務している人もたくさんいます。

各事業部やチームによって、上司の人材の質に非常にばらつきがあるのは事実です。中途入社者に対してこれまでの経歴に合わせた仕事を担当させるチームは伸びますし、未経験の上に向いていない業務を押しつけるチームなら何人採用してもすぐ辞めてしまいます。

中途入社者は、会社選びの段階からある程度「この仕事をしたい」「この経験を積みたい」という希望がはっきりしている場合が多く、合っていると思えない業務を経験してみようという考え方はあまりしません。また、今の時代は転職に対するネガティブな見方もなくなっているため、後者の場合は我慢せずにどんどん辞めていきました。その点では、ブラック企業レベルは比較的高めです。

CCGの総評・まとめ

株式会社CCG HOLDINGSの就職/転職おすすめ度は5段階中3で、強いストレスへの耐性がない場合はお勧めできません。

【参考】就職/転職おすすめ度とその目安

  • 5…ほとんどの人にお勧めできる会社です。
  • 4…多少のストレスは許容する必要があります。
  • 3…強いストレスへの耐性がない場合はお勧めできません。
  • 2…過酷な労働を愛する人以外にはお勧めできません。
  • 1…すべての人にお勧めできません。

以前は深夜残業や休日出勤が多かったのですが、ここ数年で大きく変わってきています。そのように良い方向へ改善していける企業のため、「絶対にやめたほうがいい」とは思いません。

ただこれまで述べたように、各子会社や事業部に差があることから、強くオススメできるとは少々言いがたいものがあります。