さ行のビジネス用語集・解説一覧 - カタカナ語から略語まで網羅

言葉の勉強

このページでは、「さ行」で始まるビジネス用語について、カタカナ語から略語まで意味をわかりやすく解説しています。

職場やビジネスシーンでよく使われる、普段は聞きなれない用語を網羅していますので、ご参考にしていただければ幸いです。

目次

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「さ」から始まるビジネス用語

サードパーティー

サードパーティーとは、当事者ではない、第三者団体のことを意味します。IT業界においては、パソコンの本体を開発、製造、販売している企業とは別に、その周辺機器やソフトウェアを開発、製造、販売している企業のことを指します。英語の「third party」をそのまま使ったカタカナ語です。

サーバー

サーバーとは、コンピューターネットワーク上で、他のコンピューター(クライアント)からの要求に応じて、データやサービスを提供するコンピューターのことを意味します。語源は「serve(奉仕する)」に由来します。ビジネスシーンでは、Webサイトのホスティング、電子メールの送受信、データベース管理など、様々な用途で使用されています。

サービス

サービスとは、顧客に対しての奉仕や役務の提供、または商品の売買時における値引きやおまけの付与などの便宜を意味する言葉です。経済用語としては、売買時に物質が伴わない、満足や効用などを提供することを目的とする、第三次産業が取り扱う形のない財のことを意味します。英語の「service」をそのまま使ったカタカナ語です。

サービス残業(さーびすざんぎょう/サビ残)

サービス残業とは、使用者から、法律で定められた割り増し賃金(残業代)が正しく支払われない時間外労働(残業)のことを意味します。「サビ残」と省略されて呼ばれることがあります。

在庫(ざいこ)

在庫とは、商品や製品、原材料、仕掛品などが企業やその倉庫に保有されていること、または保有されているその品物を意味する言葉です。

サイド

サイドとは、「複数の当事者や陣営のうちの一方の側」を意味する言葉です。「消費者サイド」、「制作サイド」、「経営サイド」などのように、属する側と組み合わせて使われます。英語の「side」をそのまま使ったカタカナ語です。

サウハラ(サウンドハラスメント)

サウハラとは、騒音で周りの人を不快な気持ちにさせたり、精神的な苦痛を与えたりすることを意味します。職場では、大声での会話や大きなタイピング音、乱暴なドアの開け閉め音などが挙げられます。英語で「音」を意味する「サウンド(sound)」と「嫌がらせ」を意味する「ハラスメント(harassment)」を組み合わせた「サウンドハラスメント」の略語です。同じ意味の言葉として、「音ハラ(音ハラスメント)」、「ノイハラ(ノイズハラスメント)」があります。

サカハラ(サッカーハラスメント)

サカハラとは、サッカーに関して興味のない人に対して、執拗に話題を振ったり、見るように同調圧力をかけたり、見ていないことが悪いような言動をとったり、マウントを取ったりして、相手に精神的な苦痛を与えることを意味します。特に、ワールドカップ開催時などの国民的にサッカーへの関心が高まっている際に発生します。「サッカーハラスメント」の略語です。「ハラスメント(英語:harassment)」は「相手を不快にさせること」や「嫌がらせ」を意味します。

サステナビリティ

サステナビリティとは、「持続可能性」と訳され、企業においては、利益を上げながら、持続的に顧客に商品やサービスを提供できる状態を保ち続けることを意味します。また、利益を追求するのみでなく、環境保全や社会的貢献など、企業の社会的責任(CSR)を果たすことで、将来に渡り事業を持続していくことができるという考え方である「コーポレート・サステナビリティ」を省略した言葉としても使われます。英語の「sustainability」をそのまま使ったカタカナ語です。関連する言葉として「SDGs」があります。

サステナブル(サスティナブル/サステイナブル)

サステナブルとは、「持続可能な」などの意味で使われている言葉です。英語の「sustainable」をそのまま使ったカタカナ語です。「サステナブルな事業を目指す」などのように使われます。地球環境を保全しつつ持続できるというニュアンスを含んでいることが多い言葉です。

サブスクリプション(サブスク)

サブスクリプションとは、製品やサービスを一定期間利用するために、客が定められた料金を支払う形のビジネスモデルを意味します。物を購入して所有権を得るのとは異なり、料金の支払いによって一定期間の利用権を得ているのが特徴です。省略して「サブスク」とも呼ばれます。英語の「subscription」をそのまま使用したカタカナ語です。

>>「サブスクリプション」の詳しい説明とサービス例と注意点はこちら

サプライチェーン

サプライチェーンとは、製品の原材料や部品の調達から、製造、在庫管理、配送、販売までの一連の流れのことを意味します。英語の「supply chain」をそのまま使ったカタカナ語です。直訳すると「供給連鎖」となります。

サプライチェーン・イノベーション

サプライチェーン・イノベーションとは、製品を製造するために必要な原材料やその供給ルートを新しく確保することを意味します。「新しい資源やその供給源の獲得」などと訳されます。オーストリア出身の経済学者であるヨーゼフ・シュンペーター氏が提唱したイノベーションの5つの分類のうちの1つです。関連する言葉として「プロダクト・イノベーション」、「プロセス・イノベーション」、「マーケット・イノベーション」、「オーガニゼーション・イノベーション」があります。

サボタージュ

サボタージュとは、「(仕事を)怠けること」、「(仕事を)サボること」、「労働争議の戦術として意図的に仕事の能率を下げること」などの意味で使われている言葉です。フランス語の「sabotage」が由来のカタカナ語です。

サマリー

サマリーとは、「要約」、「概要」、「まとめ」などの意味で使われている言葉です。英語の「summary」をそのまま使ったカタカナ語です。「要約する」、「要約して」など動詞として使うときに、「サマる」、「サマって」と表現することがあります。

五月雨式(さみだれしき)

五月雨式とは、とぎれとぎれに、断続的に物事が続く様を表した言葉です。メールでの連絡において、用件を一通にまとめることなく、複数回に渡って送ってしまうことになった際に、冒頭に「五月雨式に申し訳ございません」などと記載する様子がよく見られます。

サラリーマン

サラリーマンとは、男性会社員または雇用主から給料を得て生活している人全般を指す言葉です。省略して「リーマン」とも呼称されますが、多くの場合、サラリーマンを貶めるニュアンスが含まれます。「給与」を意味する「salary」に「男性」や「人」を意味する「man」を組み合わせた和製英語でしたが、日本の毎日長時間労働に勤しむようなビジネスマンを表す言葉として、英語圏でも「salaryman」が使われるようになりました。

ざる

ざるとは、確認作業などにおいて、抜けやミスが多いことを意味する言葉です。作業が雑であることを表します。また、酒に強い人を指す言葉としても使われます。

残業(ざんぎょう)

残業とは、原則として、法定労働時間である1日8時間、1週間で40時間の労働時間を超えて働くことを意味します。法律的には、「時間外労働」と呼称します。企業は、労働者を残業させた時間分、「残業代」を賃金として支払うことが法律で義務づけられています。残業代は、通常の賃金を1.25倍した割り増しの金額となります。

>>「残業」に関連した記事はこちら

「し」から始まるビジネス用語

シーズ

シーズとは、企業が保有している、事業化や製品化の可能性がある「技術」、「人材」、「設備」、「材料」、「知的財産」、「ノウハウ」などを意味する言葉です。顧客ニーズに合わせた商品化、サービス化が重要とされています。英語で種を意味する「seeds」が元となった言葉です。

シェア

シェアとは、「市場占有率」、「市場占拠率」を意味する言葉です。特定の市場において、その企業の販売量や売上高がどの程度の割合を占めているかを表すものです。英語の「market share(マーケットシェア)」を省略した言葉です。

自営型テレワーク(じえいがたてれわーく)

自営型テレワークとは、企業や団体などに所属しない個人事業主として、企業などから委託を受け、パソコンを始めとするICT(情報通信技術)を活用し、自宅やカフェ、コワーキングスペースなどのオフィス以外で働く働き方を意味します。自営型テレワークで働く人のことを「自営型テレワーカー」と呼びます。フリーランスの一形態です。

ジェネレーションZ(Z世代)

ジェネレーションZとは、一般的に1990年代中盤から2000年代終盤の間に生まれた世代の人たちのことを指します。年代の定義については、厳密に定められているわけではなく、国や使われる場面によって前後にずれます。英語では「Generation Z」と表記され、日本では「Z世代」とも呼ばれます。真のデジタルネイティブの最初の世代と言われ、ソーシャルネイティブとも評されます。関連する言葉として「ミレニアル世代(Y世代)」があります。

>>「ジェネレーションZ」の詳しい説明とミレニアル世代との違いはこちら

ジェネレーションY(Y世代/ミレニアル世代)

ジェネレーションYとは、一般的に1980年代序盤から1990年代中盤の間に生まれた世代の人たちのことを指します。年代は国や使われる場面によって多少前後にずれることがあります。英語では「Generation Y」と表記され、日本では「Y世代」と呼ばれます。また、ミレニアル世代とも呼称されます。Z世代の一つ前の世代であり、デジタルネイティブの最初の世代と言われています。関連する言葉として「Z世代」があります。

>>「ジェネレーションY」の詳しい説明とZ世代との違いはこちら

ジェンハラ(ジェンダーハラスメント)

ジェンハラとは、性別により社会的な役割が異なるという固定概念にもとづいた差別的な言動や嫌がらせを意味します。「女なら〇〇であるべき」、「男なら〇〇であるべき」といった価値観の押し付けなどが該当します。英語で「性別」を意味する「ジェンダー(gender)」と「嫌がらせ」を意味する「ハラスメント(harassment)」を組み合わせた「ジェンダーハラスメント(gender harassment)」の略語です。「gender harassment」は英語圏でも通じる言葉です。

仕掛品(しかかりひん、しかけひん)

仕掛品とは、原材料を加工し、製造過程にある製品のうち、その状態では販売することができないものを意味します。

シカハラ(資格ハラスメント/しかくはらすめんと)

シカハラとは、会社が従業員に対して、業務遂行に必須とは言えない資格の取得を強制することで不当な負担を負わせたり、資格を取得できなかった従業員に解雇や退職勧奨、降格、減給などの不利益を与えたりする行為を意味します。「資格」と英語で「嫌がらせ」を意味する「ハラスメント(harassment)」を組み合わせた「資格ハラスメント」の略語です。

時間外労働(じかんがいろうどう)

時間外労働とは、法定労働時間である1日8時間、1週間で40時間の労働時間を超えて働くことを意味します。同じ概念の言葉として「残業」があります。企業は、労働者を残業させた時間分、「残業代」を賃金として支払うことが法律で義務づけられています。残業代は、通常の賃金を1.25倍した割り増しの金額となります。

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仕切り価格(しきりかかく)

仕切り価格とは、メーカーから卸売業者が商品を仕入れる際の価格を意味します。「仕切値(しきりね)」と呼ぶこともあります。業界や取引内容によっては、「ネット価格」、「卸値(おろしね)」、「下代(げだい)」などが同様の意味として使われることがあります。

ジゴハラ(事後ハラスメント)

ジゴハラとは、社内でハラスメント調査が行われた後に、その調査結果によって、加害者や被害者、関係者が嫌がらせなど各種ハラスメントを受けることを意味します。「調査後」を意味する「事後」に、英語で「嫌がらせ」を意味する「ハラスメント(harassment)」を組み合わせた「事後ハラスメント」の略語です。

指示待ち人間(しじまちにんげん)

指示待ち人間とは、上司等からの指示を受けるまで仕事をしようとしない人材のことを意味します。主体性を持って、自主的に業務に励むことが良い社員の条件とされているため、否定的な意味合いで使われています。

>>「指示待ち人間」の詳しい説明と指示しない上司とどちらが悪いかはこちら

システムエンジニア(SE)

システムエンジニアとは、情報技術系のコンピューターシステムの設計、開発、運用などを担当する技術者を指します。業務範囲に関して、設計や要件定義などの上流工程を担当するという定義がある一方、開発や運用の担当者まで含めた情報技術者全般を指して使われることもあり、細かな定義は企業や団体によって異なります。「SE(エスイー)」と省略して表記するのが一般的です。英語で「Systems Engineer」といった場合は、システム工学のエンジニアを指すため、日本でいう「システムエンジニア(SE)」は和製英語となります。

システムエンジニアリングサービス(SES)

システムエンジニアリングサービスとは、IT業界において、システムやソフトウェアの開発・運用などを目的として締結される委託契約の一種です。対象物の完成などを目的とせずに、特定の業務への技術者の労働の提供を行う契約を意味します。提供元企業の従業員が客先のオフィスに常駐して技術的なサービスを提供するのが一般的です。英語では「System Engineering Service」と表記し、日本独自の略称として「SES(エスイーエス)」が用いられています。

自責(じせき/自責思考)

自責とは、自責思考とも呼ばれ、何か問題が発生した際に、その原因をまず自分の中に探す考え方です。社会人として推奨される考え方とされています。対義語として「他責」があります。

持続的イノベーション(じぞくてきいのべーしょん)

持続的イノベーションとは、顧客のニーズに応じるなどして、既存の製品やサービスの改良を進めていくことを意味します。関連する言葉として「イノベーション」、「イノベーションのジレンマ」、「破壊的イノベーション」があります。

下請け(したうけ)

下請けとは、ある会社や個人が発注されて引き受けた仕事の一部または全てを、その引き受けた会社や個人からの依頼で、さらに他の会社や個人が引き受けて行うことを意味します。また、引き受けて行う会社や個人のことを意味します。関連する言葉として「元請け」があります。

ジタハラ(時短ハラスメント/じたんはらすめんと)

ジタハラとは、上司や管理職が、仕事量を減らすなどの具体的な対応策を示さずに、労働時間の短縮、残業時間の削減を一方的に強要するハラスメント(嫌がらせ)行為を意味します。「時短ハラスメント」を省略した言葉です。

時短(じたん)

時短とは、「労働時間短縮」を省略した言葉です。業務効率化などにより、労働時間の短縮を目指す取り組みを意味します。また、「短時間勤務(時短勤務)」を省略した言葉としても使われます。介護や子育てなどの理由で、労働時間を通常よりも短く設定する勤務形態を意味します。

シナジー

シナジーとは、「相乗効果」、「相乗作用」、「共同作用」などと訳される言葉です。企業や個人が、複数で連携、協働することにより、単独で行うよりも大きな成果を生むことを意味します。英語の「synergy」をそのまま使ったカタカナ語です。

芝刈り(しばかり)

芝刈りとは、「ゴルフ」の隠語として使われている言葉です。

四半期(しはんき)

四半期とは、企業の1年間の活動を表す単位である1期を、3か月ごとに四等分したときの呼び方です。期の始まりが4月の企業は、4月から6月を第1四半期、7月から9月を第2四半期、10月から12月を第3四半期、翌年1月から3月を第4四半期と呼びます。また、英語で四分の一を意味する「quarter(クォーター)」を用いて、第1四半期を第1クォーター(1Q)、第2四半期を第2クォーター(2Q)、第3四半期を第3クォーター(3Q)、第4四半期を第4クォーター(4Q)と表現することがあります。

>>「四半期」の詳しい説明と具体例はこちら

辞表(じひょう)

辞表とは、社長や取締役などの会社と雇用関係がない役員が、その役職を辞める旨を届け出るための書類を意味します。会社と雇用関係にある一般的な会社員が出すものではありません。また、公務員がその所属する組織を辞める際にも、退職届ではなく辞表を届け出ます。近しい概念の言葉として「退職届」、「退職願」があります。

>>「退職届」と「退職願」と「辞表」の違いや書き方の説明はこちら

私物(しぶつ)

私物とは、個人の所有物であることを意味します。会社の経費で購入したものと区別する際などに用いられます。

島(しま)

島とは、日本のオフィスで多く採用されている、部や課などの組織構成単位ごとにデスクを集合、連結させる島型のレイアウトの、一つ一つのまとまりを意味する言葉です。

島流し(しまながし)

島流しとは、遠方や不便な土地へと転勤することを意味する言葉です。昔の刑罰が由来となっており、否定的なニュアンスが含まれています。

締め日(しめび)

締め日とは、給与や請求などの計算期間、期日を意味する言葉です。月末が締め日であることを「月末締め」などと呼び、4月であれば4月1日から4月30日が計算対象期間となります。

下期(しもき/下半期)

下期とは、企業の1年間の活動を表す単位である1期の、後半6か月間を示す言葉です。期の始まりが4月の企業の下期は、10月から翌年3月になります。「下半期(しもはんき)」とも呼ばれます。関連する言葉として「上期」があります。

>>「下期」の詳しい説明と具体例はこちら

ジャストアイデア

ジャストアイデアとは、「思いつき」を意味する和製英語です。同じ意味の言葉に「フラッシュアイデア」があります。

ジャストインタイム

ジャストインタイムとは、必要なものを、必要なときに、必要な量だけ生産、供給する生産方式を意味します。在庫や経費など、無駄の削減を目的としています。英語表記の「just in time」の頭文字を取り、「JIT」とも表記します。

しゃんしゃん

しゃんしゃんとは、物事が円満に終了することを意味します。また、「しゃんしゃん総会」など、明らかに参加者が示し合わせ、表面上は問題がないように形式的に行われる会を揶揄する際にも使われます。手締めの音が元となった言葉です。

就活セクハラ(就活セクシャルハラスメント/しゅうかつせくしゃるはらすめんと)

就活セクハラとは、就職活動中の学生等に対して、面接時やインターンシップ時などに、会社の採用側の立場を利用して、性的な質問をしたり、結婚や出産の予定を聞いたり、体に触ったり、プライベートな誘いをするなどのセクハラ(セクシュアルハラスメント)行為を意味します。「就職活動」を意味する「就活」と「セクシャルハラスメント(セクシュアルハラスメント)」を組み合わせた「就活セクシャルハラスメント」の略語です。

什器(じゅうき)

什器とは、「日用品」、「生活用品」などを意味する言葉です。オフィスにおいては、「オフィス什器」と呼ばれ、机やいす、収納棚、パーテーションなどのオフィス家具のことを意味します。

集中戦略(しゅうちゅうせんりゃく)

集中戦略とは、企業が、その経営資源を、対象を限定し、特定の顧客層や地域の市場に集中投入する戦略を意味します。コスト低減や他社との差別化による競争力の向上が見込まれます。

就活ハラ(就活ハラスメント/しゅうかつはらすめんと)

就活ハラとは、就職活動中やインターンシップ中の学生等に対する会社の採用側の立場を利用したセクシュアルハラスメントパワーハラスメントを意味します。「就職活動」を意味する「就活」と英語で「嫌がらせ」を意味する「ハラスメント(harassment)」を組み合わせた「就活ハラスメント」の略語です。「就活セクハラ(就活セクシャルハラスメント)」と「オワハラ(就活終われハラスメント)」は就活ハラに含まれる概念です。

宿題(しゅくだい)

宿題とは、次の機会までに用意しておく、完了させておくという約束を意味します。会議などで新しく持ち上がった課題に対して、持ち帰って次回までに解決策を用意しておく、解決しておく際などに使われます。

手段の目的化(しゅだんのもくてきか)

手段の目的化とは、もともと目的を達成するための手段として実行していたものが、いつしか手段を実行すること自体が目的となってしまい、本来の目的が見失われた状態を意味します。

>>「手段の目的化」の詳しい説明と会社での具体例と防止策はこちら

出荷(しゅっか)

出荷とは、製品や商品が、顧客や市場に対して出ていくことを意味します。また、単純に、荷を積み出すことを意味する言葉としても使われます。

出向(しゅっこう)

出向とは、会社の命令により、労働者がその子会社やグループ会社、その他関連会社、役所など、別の職場で業務に従事することを意味します。出向元の企業に籍は置いたままの出向を「在籍(型)出向」、出向元の企業との労働契約を終了し、出向先の企業に籍を移す形での出向を「移籍(型)出向」や「転籍(出向)」と呼びます。

ジュニアボード

ジュニアボードとは、若手社員や中堅社員を集め、会社の経営課題に関して、具体的な提言を行わせる疑似的な役員会のことを意味します。このような制度を「ジュニアボード制」、「ジュニアボード制度」と呼びます。次世代のリーダーの育成や、柔軟で新しい発想による会社の変革を目的としています。

シュリンク

シュリンクとは、市場などが縮小することを意味します。また、物やデータを圧縮することを意味します。英語の「shrink」をそのまま使ったカタカナ語です。

仕様(しよう)

仕様とは、製品を開発する際の、設計内容や様々な性質を規定したものを意味します。製品の種別により、形状や寸法、性能、機能、規格、成分、精度、価格、操作方法、搭載部品などが該当します。同じ意味の言葉に「スペック」があります。

商圏(しょうけん)

商圏とは、特定の店舗や商業施設への、集客が可能である地理的な範囲を意味する言葉です。

上場(じょうじょう)

上場とは、企業が資金調達のために発行した株式や債券などの有価証券が、証券取引所において売買可能になることを意味します。また、商品先物取引の対象となる商品が、商品取引所において売買可能になることを意味します。

小職(しょうしょく)

小職とは、自分自身を謙遜して表現する言葉で、「私」と同じ意味で使われます。ビジネスシーンでは、役職や管理職についている位が高い人が、部下や目下の人に対して自分をへりくだる際に使用するのが正しいとされています。そのため、自分よりも目上の人や位が高い上司に対して使うと、相手を目下に見ていると受け取られてしまう可能性があり、注意が必要です。もともとは国家公務員の間で使われていましたが、民間企業でも使われるようになりました。

小生(しょうせい)

小生とは、男性が自分をへりくだって言うときの一人称です。ビジネスシーンでは、自分と同等か、目下の人に対して使うのが正しいとされています。メール等において、書き言葉として使われるのが一般的です。

消費者(しょうひしゃ)

消費者とは、商品やサービスを購入し、最終的に消費する個人や世帯を意味します。同じ意味の言葉に「コンシューマー」があります。

賞与(しょうよ)

賞与とは、会社が従業員に対して支払う特別な報酬を意味します。日本では、夏と冬の2回(6月頃と12月頃)に分けて、それぞれ「夏季賞与」、「冬季賞与」として支給されるケースが多く見受けられます。支払われる金額は、従業員の業績や会社の業績に基づいて決定されるのが一般的です。賞与は、給与とは別に支払われるものであり、多くの場合、従業員のモチベーションを高めるために用いられます。同じ意味の言葉として、「ボーナス」があります。

ショート

ショートとは、資金や資源、資材、商品などが不足することを意味します。資金が不足している状態を「資金ショート」と呼びます。英語の「short」をそのまま使ったカタカナ語です。

ショートノーティス

ショートノーティスとは、「突然の知らせ」、「間際になってからの知らせ」、転じて「締め切りまでの期間が短いこと」を意味する言葉です。英語の「short notice」をそのまま使ったカタカナ語です。関連する言葉として「ノーティス」があります。

ショクハラ(食事ハラスメント/しょくじはらすめんと)

ショクハラとは、相手に必要以上に食べることを強要する行為を意味します。上司が部下にランチや飲み会の場などでたくさん食べることを要求する場面が多く見られます。「食事」に英語で「嫌がらせ」を意味する「ハラスメント(harassment)」を組み合わせた「食事ハラスメント」の略語です。同じ意味の言葉として「メシハラ(飯ハラスメント)」があります。

所得控除(しょとくこうじょ)

所得控除とは、条件に応じて、課税対象となる所得額からあらかじめ一定の金額を差し引いた上で、減額後の所得額をもとに、納税額を算出する制度を意味します。関連する言葉として「控除」、「税額控除」があります。

>>「控除」の詳しい説明と所得控除と税額控除の違いはこちら

ジョブ

ジョブとは、「作業」、「仕事」、「任務」、「役目」などの意味で使われている言葉です。英語の「job」をそのまま使ったカタカナ語です。近しい概念の言葉として「タスク」があります。

地雷(じらい)

地雷とは、「相手を怒らせることになる言動」、「関与することが危険である物事や人物」などを意味する言葉です。実際に該当する行動を取ってしまい、問題が生じることを「地雷を踏む」と表現します。

新型パワハラ(新型パワーハラスメント/しんがたぱわーはらすめんと)

新型パワハラとは、やる気のある部下や後輩に対して、そのやる気を削いで抑制するような言動をとり、力の発揮を阻害することを意味します。具体的には、「部下や後輩からの提案を検討もせずに却下する」、「がんばりますと言っている部下や後輩に、がんばっても無駄だからがんばらなくてよいと言う」、「自分なりの工夫をしている部下や後輩に、指示していること以外の余計なことはするなと言う」といった例が挙げられます。わかりやすく相手を傷つける形の今までのパワハラ(パワーハラスメント)とは異なるため、「新型パワハラ(新型パワーハラスメント)」と呼ばれています。

シンギュラリティ

シンギュラリティとは、人工知能(AI)が人間の知能を超える転換点(技術的特異点)と、それにともなう社会変革と人々の生活への影響を意味します。「特異点」を意味する英語の「singularity」をそのまま用いたカタカナ語です。

人工知能(じんこうちのう/AI)

人工知能とは、一般的には、人間の学習、推論、判断などの知的な行動をコンピューターで人工的に再現したものを意味します。共通した明確な定義は定まっていないものです。英語の「Artificial Intelligence」を省略して、「AI(エーアイ)」とも呼ばれます。関連した言葉に、「シンギュラリティ」、「ハルシネーション」があります。

新卒(しんそつ)

新卒とは、大学や短大、高校、専門学校などの最終学歴となる学校をその年に卒業することを意味します。また、そのような状態の学生を指します。人を指す場合は、新卒者(しんそつしゃ)とも呼称します。「新規卒業」または「新規卒業者」を省略した言葉です。新卒で入社する社員を「新卒(新入)社員」と呼びます。近しい概念の言葉として「プロパー」があります。関連する言葉として「中途」、「第二新卒」、「既卒」があります。

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進捗(しんちょく)

進捗とは、「物事の進み具合」、「物事の進みがはかどること」などを意味する言葉です。

シンハラ(シングルハラスメント)

シンハラとは、独身の人に対して、結婚をしつこく促したり、独身の理由を執拗に詮索したり、結婚しないことを責めるなどの行為を意味します。よかれと思っての行動であっても、嫌がらせ目的であっても、同様にハラスメントに当たります。英語で「独身」を意味する「シングル(single)」と「嫌がらせ」を意味する「ハラスメント(harassment)」を組み合わせた和製英語「シングルハラスメント」の略語です。同じ意味の言葉として、「マリハラ(マリッジハラスメント/結婚ハラスメント)」、「ソロハラ(ソロハラスメント)」があります。

シンポジウム

シンポジウムとは、特定の問題について、複数の参加者が意見を述べ、聴衆との間で質疑応答を行う形式の討論会を意味する言葉です。英語の「symposium」をそのまま使ったカタカナ語です。

「す」から始まるビジネス用語

スイッチングコスト

スイッチングコストとは、現在利用している製品やサービスを、他のものに切り替える際に生じる「金銭的コスト」、「物理的コスト(手間や時間)」、「心理的コスト(面倒くささやプレッシャー)」を意味する言葉です。「切り替え費用」と訳されます。英語の「switching cost」をそのまま使ったカタカナ語です。

スイハラ(スイーツハラスメント)

スイハラとは、甘い物が苦手な人やダイエット中の人、食事制限中の人などに、甘い食べ物(スイーツ)を食べることを強要する行為を意味します。よかれと思っての行動も、相手の受け止め方次第ではハラスメントだと言われてしまうことがあります。英語で「甘いお菓子」を意味する「スイーツ(sweets)」と「嫌がらせ」を意味する「ハラスメント(harassment)」を組み合わせた和製英語「スイーツハラスメント」の略語です。

スキーム

スキームとは、「計画が伴った枠組み」、「体系化された仕組み」などを意味する言葉です。「計画(プラン)」、「枠組み(フレームワーク)」、「体系」、「仕組み」などの言葉に、継続性のニュアンスが含まれたものです。英語の「scheme」をそのまま使ったカタカナ語です。

隙間市場(すきましじょう/ニッチ市場/ニッチマーケット)

隙間市場とは、一般的ではなく、小規模な分野の市場を指します。市場の中では、求めている人、つまり需要が限定的である市場と言えます。同じ意味の言葉として「ニッチ市場」、「ニッチマーケット」があります。関連する言葉として「ニッチ」、「ニッチ戦略」、「グローバルニッチ」があります。

スキル

スキルとは、「訓練や経験によって身につけた能力」、「技能」、「技術」、「技量」などの意味で使われている言葉です。英語の「skill」をそのまま使ったカタカナ語です。ビジネス上、特に有益なスキルを「ビジネススキル」と呼び、特定分野の専門的な知識や技術などの能力一式をまとめたものを「スキルセット」と呼びます。また、スキルを向上させることを「スキルアップ」と呼びます。

スキルアップ

スキルアップとは、個人の能力や技術を向上させることを意味します。「技術」を意味する「スキル」と「向上」を意味する「アップ」を組み合わせた和製英語です。ビジネスシーンでは、仕事においてより高いレベルの成果を出すために、自己啓発や研修などを通じてスキルアップが求められます。

スキルセット

スキルセットとは、個人が持つ能力や技能の集合体のことを指します。英語では「skill set」と表記します。ビジネスシーンでは、職種や業務に応じて、様々な種類のスキルセットが求められます。例えば、プロジェクトマネージャーには、リーダーシップ、コミュニケーション能力、問題解決能力などのスキルセットが求められるのが一般的です。

スクリーニング

スクリーニングとは、「選別」、「選抜」、「審査」、「ふるいにかけること」などの意味で使われている言葉です。英語の「screening」をそのまま使ったカタカナ語です。

スケーラビリティ

スケーラビリティとは、システムやネットワークなどの利用者数や仕事量、規模が変化した際に、対応することができる拡張性や柔軟性を意味する言葉です。英語の「scalability」をそのまま使ったカタカナ語です。スケーラビリティが高いことを「スケーラブル」と表現することがあります。

スケーラブル

スケーラブルとは、「拡張性がある」、「柔軟性がある」、「スケーラビリティが高い」などの意味で使われている言葉です。英語の「scalable」をそのまま使ったカタカナ語です。

スケール

スケールとは、「規模」、「程度」などの意味で使われている言葉です。英語の「scale」をそのまま使ったカタカナ語です。

スケールする

スケールするとは、「拡大する」、「増大する」などの意味で使われている言葉です。逆に、「スケールしない」は「縮小する」、「減少する」などの意味で使われています。

スケールメリット

スケールメリットとは、事業規模を拡大することにより得られる利益や優位性を意味する言葉です。一般的には、生産コストや物流コストなどが低下し、経済効率が向上します。和製英語です。

スコープ

スコープとは、「範囲」、「領域」などの意味で使われている言葉です。プロジェクトやプログラムにおいては、「対象とする範囲」、「目的とする範囲」などの意味で使われています。英語の「scope」をそのまま使ったカタカナ語です。

スタック

スタックとは、「積み重ねる」ことを意味する英語の「stack」をそのまま用いたカタカナ語です。ビジネスシーンでは、「物事が滞る」ことを意味します。例えば、「仕事がスタックしている」と言った場合は、「仕事がうまく進まず、停滞している状態」を指します。また、コンピューターの分野では、データ構造の一つで、入ってきたデータを順番に格納し、最後に格納したデータから順に取り出す、後入れ先出し(LIFO:Last-In First-Out)方式のデータ構造を意味します。

ステークホルダー

ステークホルダーとは、「利害関係者」と訳され、企業においては、株主、従業員、顧客、消費者、取引先、債権者、行政機関、地域社会などを意味します。英語の「stakeholder」をそのまま使ったカタカナ語です。

ストアコンパリゾン

ストアコンパリゾンとは、「競合店調査」を意味する言葉です。他店の良い点を学び、自店舗の経営に生かすことを目的としています。「store comparison」と表記し、「comparison」は「比較」を意味します。

スペック

スペックとは、英語の「specification」の略語で、製品やサービスの仕様や性能を意味する言葉です。製品やサービスの比較や選択をする際の重要な基準として用いられます。例えば、コンピューターの場合、CPUの速度やメモリ容量などがスペックに含まれます。

ズムハラ(Zoomハラスメント/ずーむはらすめんと)

ズムハラとは、Webカメラを通して垣間見える相手のプライベートな空間、容姿、服装、生活の様子や、相手およびその同居人の生活音などの音に対して、否定的、威圧的、性的な言動をするなどの嫌がらせを意味します。また、相手の通信インフラなどの業務環境への否定的、威圧的な言動などの精神的に過度の圧迫感を与える行為も含まれます。著名なWeb会議サービスの一つである「Zoom(ズーム)」と英語で「嫌がらせ」を意味する「ハラスメント(harassment)」を組み合わせた和製英語「Zoomハラスメント」の略語です。Zoomを使っていない場合であっても、Web会議などのリモートによるハラスメントであれば全般的にズムハラと呼ぶことがあります。近しい意味の言葉として「テレハラ」、「リモハラ」があります。

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スメハラ(スメルハラスメント)

スメハラとは、職場などにおいて、自覚、無自覚を問わず、体臭や口臭などのにおいで、周囲の人に不快な思いをさせ、迷惑をかける行為を意味します。においを意味する英語の「smell(スメル)」と、嫌がらせや悩ますことを意味する英語の「harassment(ハラスメント)」を組み合わせた和製英語として、「smell harassment(スメルハラスメント)」という言葉は生まれました。省略して「スメハラ」と呼ばれています。

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スモハラ(スモークハラスメント)

スモハラとは、喫煙者が非喫煙者に対して、タバコを吸うことを強要したり、タバコの煙や臭いにさらしたりするなどの迷惑行為を意味します。英語で「喫煙」を意味する「スモーク(smoke)」と「嫌がらせ」を意味する「ハラスメント(harassment)」を組み合わせた和製英語「スモークハラスメント」の略語です。

「せ」から始まるビジネス用語

税額控除(ぜいがくこうじょ)

税額控除とは、課税所得金額から算出された所得税額から、控除額を差し引く制度です。所得控除は課税対象となる所得額が減額されるのに対して、税額控除は算出された納税額から直接差し引かれるため、節税効果で言えば税額控除の方が大きいと言えます。関連する言葉として「控除」、「所得控除」があります。

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精緻化リハーサル(せいちかりはーさる)

精緻化リハーサルとは、短期記憶として覚えた情報を忘れないように、関連した他の物事と紐づけたり、構造を理解しながら反復することで、長期記憶としていくことを意味します。関連する言葉として「維持リハーサル」があります。

セカハラ(セカンドハラスメント)

セカハラとは、各種ハラスメントを受けた人が被害について相談したことにより、逆にバッシングを受けたり、嫌がらせを受けたりするなどの二次的な被害を意味します。英語で「第二の」を意味する「セカンド(second)」と「嫌がらせ」を意味する「ハラスメント(harassment)」を組み合わせた和製英語「セカンドハラスメント」の略語です。

セクショナリズム

セクショナリズムとは、会社内の各部門や部署が、なわばり意識のもと、それぞれの権限や利害に固執し、協調をせず、排他的になる傾向を意味します。英語の「sectionalism」をそのまま使ったカタカナ語です。

セクハラ(セクシュアルハラスメント)

セクハラとは、職場において、相手の意に反する性的な言動をとったり、そのことを嫌だと拒否された際に、報復として解雇や降格、減給などの不利益を相手に与える行為を意味します。また、性的な言動を通して、そこで働く人たちに不快感を与え、職場環境を悪化させ、その業務遂行能力の発揮に悪影響を生じさせる行為もセクハラと呼びます。英語の「sexual harassment(セクシュアルハラスメント)」を省略した言葉で、「性的な嫌がらせ」を意味します。

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セグメンテーション

セグメンテーションとは、市場や顧客を、性質やニーズによって分類し、グループ化することを意味します。マーケティング活動において、ターゲティングポジショニングを行うために活用されます。英語の「segmentation」をそのまま使ったカタカナ語です。

セグメント

セグメントとは、「分割されたものの一部分」、「区分」、「断片」などの意味で使われている言葉です。英語の「segment」をそのまま使ったカタカナ語です。

ゼネコン

ゼネコンとは、ゼネラルコントラクター(英語:general contractor)の略語で、建物や土木工事を一式で請け負う総合建設業者のことを意味します。工事全体の計画、管理、監督の役割を担うのが一般的です。自社では施工できない部分は下請け業者に委託します。ゼネコンという言葉が日本で用いられる際には、大手や中堅など規模や特徴によって様々な種類が含まれます。

セル生産方式(せるせいさんほうしき)

セル生産方式とは、一人もしくは少人数のチームで、製品製造の作業工程を完成まで全て担う生産方式のことを意味します。関連する言葉として「ライン生産方式」があります。

ゼロサムゲーム

ゼロサムゲームとは、参加者の得点と失点の総和が常にゼロになるゲームを意味する言葉です。ゲーム理論の概念です。外国為替取引などが該当します。対義語として「非ゼロサムゲーム」があります。

ゼロベース

ゼロベースとは、「初めからやりなおすこと」、「白紙の状態に戻すこと」、「ゼロから検討しなおすこと」などを意味する言葉です。また、既存の枠組みにとらわれずに、ゼロベースで物事を考えようとする姿勢を「ゼロベース思考」と呼びます。

全とっかえ(ぜんとっかえ)

全とっかえとは、「全てを取り換えること」、「全てを入れ替えること」を意味する言葉です。企画内容から人材まで、幅広く使われる言葉です。

「そ」から始まるビジネス用語

ゾーニング

ゾーニングとは、オフィスにおいて、業務を快適に、効率的に行うことができるように、机や区画の配置を行うことを意味します。また、小売店舗において、カテゴライズされた商品群ごとに、領域を区画して配置することを意味します。

ソーハラ(ソーシャルメディアハラスメント)

ソーハラとは、LINEやTwitter、FacebookなどといったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じた嫌がらせを意味します。SNSへの反応の強要や、SNSを通じたプライベートの詮索、執拗なコンタクトなどがソーハラに当たります。SNSを含む定義である「ソーシャルメディア」と、英語で「嫌がらせ」を意味する「ハラスメント(harassment)」を組み合わせた和製英語「ソーシャルメディアハラスメント」の略語です。

そもそも論(そもそもろん)

そもそも論とは、話を前提部分や根本のところに立ち返らせ、そもそもの目的や存在意義、必要性などを論じることを意味します。

ソリューション

ソリューションとは、英語の「solution」をそのまま用いたカタカナ語で、問題を解決する方法や手段を意味します。ソリューションは文脈によって様々な意味を持ち、ビジネス分野では、業務上の課題に対する対策や情報システム全般を指します。自然科学分野では、溶液や溶解のことを指します。

ソロハラ(ソロハラスメント)

ソロハラとは、独身の人に対して、結婚をしつこく促したり、独身の理由を執拗に詮索したり、結婚しないことを責めるなどの行為を意味します。よかれと思っての行動であっても、嫌がらせ目的であっても、同様にハラスメントに当たります。英語で「単独」を意味する「ソロ(solo)」と「嫌がらせ」を意味する「ハラスメント(harassment)」を組み合わせた和製英語「ソロハラスメント」の略語です。同じ意味の言葉として、「マリハラ(マリッジハラスメント/結婚ハラスメント)」、「シンハラ(シングルハラスメント)」があります。

さ行以外のビジネス用語集・解説一覧