た行のビジネス用語集・解説一覧 - カタカナ語から略語まで網羅

言葉の勉強

このページでは、「た行」で始まるビジネス用語について、カタカナ語から略語まで意味をわかりやすく解説しています。

職場やビジネスシーンでよく使われる、普段は聞きなれない用語を網羅していますので、ご参考にしていただければ幸いです。

目次

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「た」から始まるビジネス用語

ターゲティング

ターゲティングとは、市場や顧客のセグメンテーションを行った後に、そのセグメントをもとにして、マーケティング活動の対象(ターゲット)を定めることを意味します。英語の「targeting」をそのまま使ったカタカナ語です。

退職代行(たいしょくだいこう)

退職代行とは、会社を退職したい本人に代わり、依頼を受けた業者が会社との間で退職の手続きを行ってくれるサービスを意味します。退職する本人が、会社の上司とも人事部署とも連絡をとることなく、退職することができるのが特徴です。退職代行行為のうち、「会社側への退職意思の伝達」は、代行するのに特別な資格等は必要ありませんが、「会社側との退職条件の交渉」は、法律上、法律事務として扱われ、有償で代行するためには弁護士資格が必要となります。

>>「退職代行」の詳しい説明と利用時のトラブルや失敗の具体例などはこちら

退職届(たいしょくとどけ)

退職届とは、会社との雇用関係(労働契約)を終了し、退職する旨を通告するための書面などによる届け出を意味します。届け出した段階で法的な効力が発生し、撤回はできません。会社側も退職を拒絶することはできません。雇用期間に定めのない正社員などの場合は、原則的には届け出から2週間を経過することで、有無を言わせず退職することができます。近しい概念の言葉として「退職願」、「辞表」があります。

>>「退職届」と「退職願」と「辞表」の違いや書き方の説明はこちら

退職願(たいしょくねがい)

退職願とは、会社との雇用関係(労働契約)を終了し、退職したい旨を願い出るための書面などによる意思表示を意味します。願い出た後、会社側が承諾した段階で法的な効力が発生し、撤回ができなくなります。あくまで願い出であり、会社側は却下することもできます。近しい概念の言葉として「退職届」、「辞表」があります。

>>「退職届」と「退職願」と「辞表」の違いや書き方の説明はこちら

タイト

タイトとは、「きつい」、「隙間がない」、「逼迫(ひっぱく)している」などの意味で使われている言葉です。日本のビジネスシーンでは、スケジュールや金銭面などに対して多く使われています。英語の「tight」をそのまま使ったカタカナ語です。

第二新卒(だいにしんそつ)

第二新卒とは、一般的に、大学や短大、高校、専門学校などの最終学歴となる学校を卒業後、新卒で一度正社員として就職し、その後、入社3年以内に転職活動を始めた求職者のことを意味します。第二新卒者(だいにしんそつしゃ)とも呼ばれます。入社後何年までの求職者を第二新卒とするかなど、定義が明確に定まっているものではないため、企業や求人サイトによっては異なる条件をもって第二新卒とすることがあります。関連する言葉として「新卒」があります。

タイパ(タイムパフォーマンス)

タイパとは、「タイムパフォーマンス」の略語で、「時間対効果」を意味します。「コスパ(コストパフォーマンス)」から派生して作られた和製英語です。コスパが、支払った費用(コスト)に対する成果(パフォーマンス)を意味する一方で、タイパは、かけた時間(タイム)に対する成果という意味になります。この言葉は、日常生活から趣味、ビジネスシーンまで幅広く使われています。

ダイレクトメール(DM)

ダイレクトメールとは、顧客に直接的に商品やサービスを紹介するために使用される手段の1つです。郵送物や電子メールなどの形態で送信されることが多く、ターゲットとなる顧客に対して個別にカスタマイズされた内容が含まれているのが一般的です。DMという略称も用いられています。

タスク

タスクとは、「作業」、「課題」、「仕事」、「任務」などの意味で使われている言葉です。英語の「task」をそのまま使ったカタカナ語です。近しい概念の言葉として「ジョブ」があります。

>>「タスク」の詳しい説明と使い方はこちら

タスクフォース

タスクフォースとは、特定の課題を解決するために設置されるチームや部門を意味します。一般的には、緊急性の高い課題に短期集中的に対応すべく、組織横断的に適任者を抜擢し、一時的なチームを編成します。英語の「task force」をそのまま使ったカタカナ語です。近しい概念の言葉として「プロジェクトチーム」があります。

他責(たせき/他責思考)

他責とは、他責思考とも呼ばれ、何か問題が発生した際に、その原因をまず他者の中に探す考え方です。社会人として推奨されない考え方とされています。対義語として「自責」があります。

たたき台(たたき)

たたき台とは、「素案」、「試案」、「原案」などの意味で使われている言葉です。議論し、検討することで、最終案へと進めていくための当初案になります。近しい概念の言葉として「ドラフト」があります。

立ち上げる(たちあげる)

立ち上げるとは、組織や企画、プロジェクトなどを新たに始めることを意味します。また、機械や機器、プログラムなどを起動させることを意味します。

タマ

タマとは、何かしらかの目的を達成するために用いる現金や資金、品物、人材などを意味する言葉です。

為念(ためねん)

為念とは、「念のため」を意味する言葉です。

担当者レベル(たんとうしゃれべる)

担当者レベルとは、実際に業務を担当している現場の人間が対応する段階を意味します。決定権や決裁権がない人間が対応するために、物事が前に進まないという否定的なニュアンスを含むことがあります。「実務者レベル」、「当事者レベル」とも呼ばれます。

ダンピング

ダンピングとは、不当廉売(ふとうれんばい)と訳され、採算を度外視した不当に低い価格で商品を投げ売りすることを意味します。また、外国市場を確保するために、国内市場よりも不当に低い価格で外国に商品を販売する行為も意味します。逆に、国内市場よりも高い価格で外国に商品を販売する行為を「逆ダンピング」と呼びます。ダンピングは、公正な市場競争を阻害するため、独占禁止法で原則禁止されています。英語の「dumping」をそのまま使ったカタカナ語です。

「ち」から始まるビジネス用語

チェリハラ(チェリーハラスメント)

チェリハラとは、性的な経験をしたことがない人を馬鹿にするなどの嫌がらせを意味します。主に男性がいじり、からかいの対象となっている場面を指します。英語で「未経験」を意味する「チェリー(cherry)」と「嫌がらせ」を意味する「ハラスメント(harassment)」を組み合わせた和製英語「チェリーハラスメント」の略語です。

力仕事(ちからしごと)

力仕事とは、体力や筋力を必要とする仕事を意味します。同じ意味の言葉として「肉体労働」があります。

力業(ちからわざ)

力業とは、「力仕事」や「肉体労働」を意味する言葉です。また、強引な方法や愚直な方法、力の強さに頼った方法などで、物事の解決を試みる様を表した言葉としても使われます。

知識労働者(ちしきろうどうしゃ)

知識労働者とは、オフィスにおいて、知的成果物を生み出すことに従事する労働者を意味します。製造や肉体労働に従事する単純労働者の対立概念です。同じ意味の言葉に「ナレッジワーカー」があります。関連する言葉として「知的生産性」があります。

知的生産性(ちてきせいさんせい)

知的生産性とは、オフィスにおいて、知的成果物を生み出す効率のことを意味します。定量評価は難しいとされています。関連する言葉として「労働生産性」、「ナレッジワーカー」があります。

中途(ちゅうと/中途入社)

中途とは、新卒採用以外の、年度途中の不定期な時期に採用された社員のことを意味します。そのような人材採用を「中途採用」と呼びます。近しい概念の言葉として「キャリア採用」があります。

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直帰(ちょっき)

直帰とは、外出先から会社に戻らずに、直接自宅に帰ることを意味します。同じ意味の言葉として「NR(ノーリターン)」があります。関連する言葉として「直行」があります。

直行(ちょっこう)

直行とは、自宅から会社に寄らずに、直接社外の仕事先に向かうことを意味します。関連する言葉として「直帰」、「NR(ノーリターン)」があります。

「つ」から始まるビジネス用語

通信プロトコル(プロトコル)

通信プロトコルとは、コンピューター同士の通信やデータ交換において、互いの機器が正しく通信するための手順や規則のことを意味します。プロトコルと省略して呼ぶのが一般的です。プロトコルは、英語の「protocol」をそのまま用いたカタカナ語で、もともとは外交儀礼や条約議定書などにおける手順や規則を意味していました。現在では、コンピューターネットワークやインターネットなどで広く用いられています。代表的な通信プロトコルとして、「TCP/IP」、「HTTP」、「FTP」があります。

通年採用(つうねんさいよう)

通年採用とは、企業が、人材の必要性に応じ、特定の時期にしばられず、年間を通して採用活動を行うことを意味します。毎年春の新卒採用だけではなく、海外の大学卒業者などを対象とした秋採用、また、不定期の中途採用も含まれます。

「て」から始まるビジネス用語

ディーラー

ディーラーとは、「販売業者」、「商人」などの意味で使われている言葉です。車の販売業者をディーラーと呼ぶ際は、一般的には特定のメーカーと特約店契約を結んでいる取扱業者のことを指します。また、証券会社や銀行においては、自社の資金で株式や債券、為替等の取引を行う担当者のことを意味します。英語の「dealer」をそのまま使ったカタカナ語です。

定時(ていじ)

定時とは、就業規則にて定められている就業の開始時刻から終了時刻までを意味します。また、単に、就業規則にて定められている就業終了時刻のことを意味する言葉としても使われます。関連する言葉として「時間外労働(残業)」があります。

ディシジョン(デシジョン)

ディシジョンとは、「決定」、「決断」、「判断」などの意味で使われている言葉です。経営方針を決定する際などに使われます。英語の「decision」をそのまま使ったカタカナ語です。意思決定のことを「ディシジョンメイキング」、商品の購買に関する最終決定者を「ディシジョンメイカー」と呼びます。

データマイニング

データマイニングとは、大量のデータを分析、解析することで、潜在的な顧客のニーズなどにかかわる、今まで明らかになっていなかった有用な法則性や相関関係を見つけ出すことを意味します。英語では「data mining」と表記します。

テーブルに乗せる

テーブルに乗せるとは、「議題にする」、「問題として取り上げる」、「テーマとして扱う」などの意味で使われている言葉です。

テクハラ(テクノロジーハラスメント/テクニカルハラスメント)

テクハラとは、パソコンやタブレット、スマートフォンに代表されるハイテク機器、IT機器の取り扱いが苦手な人に対する嫌がらせやいじめ、侮辱行為を意味する言葉です。パワハラの一種と考えられます。テクノロジーハラスメントまたはテクニカルハラスメントを省略した言葉です。

デコード

デコードとは、一定の規則に基づいて別の形式のデータに変換されたデータを、元の形式に戻すことを意味します。「エンコード」の逆の働きを指します。「解読する」、「複合する」という意味の英語の「decode」をそのまま用いたカタカナ語です。ビジネスシーンでは、圧縮されたデータの解凍、暗号化されたデータの復元、エンコードされたテキストデータの復元などをする際に用いられます。関連する言葉として、「コーデック」があります。

>>「URLエンコード/URLデコード」が簡単にできるツールはこちら

デジタイゼーション

デジタイゼーションとは、企業が業務のプロセスをデジタル化し、業務効率化やコスト削減を目指すことを意味します。企業内の局所的な施策としてのデジタイゼーションを進めた結果として、企業として新たな価値の創出や顧客体験を生み出すデジタライゼーションに発展させることができます。そして、デジタライゼーションをさらに進めることで、社会にも影響を与えることになるDX(デジタルトランスフォーメーション)へと行き着きます。

デジタライゼーション

デジタライゼーションとは、企業がデジタル技術を活用し、新たな価値の創出や顧客体験を生み出すことを意味します。企業内の局所的な施策としてのデジタイゼーションを進めた結果として、企業として新たな価値の創出や顧客体験を生み出すデジタライゼーションに発展させることができます。そして、デジタライゼーションをさらに進めることで、社会にも影響を与えることになるDX(デジタルトランスフォーメーション)へと行き着きます。

デジタルシフト

デジタルシフトとは、企業が、経営、生産、マーケティング、採用、教育、財務などの諸活動から、ビジネスモデルそのものに至るまで、あらゆる企業活動をデジタル化していくことを意味します。近しい概念の言葉として「DX(デジタルトランスフォーメーション)」があります。

デジタルトランスフォーメーション(DX)

デジタルトランスフォーメーションとは、英語の「Digital transformation」をそのまま使ったカタカナ語で、「デジタルによる変革」を意味します。「DX」と略されます。2004年に、スウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授によって提唱された概念で、「進化し続けるデジタル技術が人々の生活に浸透することで、その生活があらゆる面でよりよいものへと変革されること」と定義されています。ビジネスシーンにおいては、「企業がデジタル技術を活用した自らの変革を通して、新たな価値を創出し、競争上の優位性を確立すること」などと定義され、使われています。近しい概念の言葉として「デジタルシフト」、「デジタイゼーション」、「デジタライゼーション」があります。

>>「デジタルトランスフォーメーション」の詳しい説明と成功事例と失敗要因はこちら

デジハラ(デジタルハラスメント)

デジハラとは、パソコンやタブレット、スマートフォンなどのデジタル端末を通じた嫌がらせを意味します。具体的には、勤務時間外の業務メッセージ送信、ITやデジタル機器が苦手な人への侮蔑行為、SNSへの反応の強要などが挙げられ、「テクハラ(テクノロジーハラスメント/テクニカルハラスメント)」と「ソーハラ(ソーシャルメディアハラスメント)」の概念を内包していると言えます。英語の「デジタル(digital)」と、「嫌がらせ」を意味する「ハラスメント(harassment)」を組み合わせた「デジタルハラスメント」の略語です。

手続き的知識(てつづきてきちしき)

手続き的知識とは、何かを行う際の手順や方法などの知識を意味します。同じ意味の言葉として「ノウハウ」があります。近しい概念の言葉として「ナレッジ」があります。

デッドライン(デッド)

デッドラインとは、「限界」、「越えてはならない線」などの意味で使われている言葉です。スケジュールにおいては、これ以上後ろ倒しすることができない最終的な期限、締め切りを意味する言葉として使われています。

てっぺん

てっぺんとは、「深夜0時」を意味する言葉です。アナログ時計の長針と短針が、ともに頂点(てっぺん)に位置することが由来です。昼の12時の意味では使われません。

手取り(てどり)

手取りとは、収入、所得のうち、税金や社会保険料などが差し引かれた、実際に自分の意思で使うことができる金額を意味します。同じ意味の言葉として「可処分所得」があります。

デファクトスタンダード

デファクトスタンダードとは、「事実上の標準」と訳され、複数存在する規格のうち、公的に標準規格だと示されるのではなく、市場でその規格や製品が主流となることで、事実上標準だと見なされるようになることを意味します。英語では「de facto standard」と表記し、「de facto」はラテン語で「事実上の」を意味します。

デフォルト(デフォ)

デフォルトとは、「初期設定値」、「標準」、「普通」、「定番」、「当たり前の状態」などの意味で使われている言葉です。省略して「デフォ」とも言います。また、金融業界では「債務不履行」、「支払いを怠ること」を意味する言葉として使われています。英語の「default」をそのまま使ったカタカナ語です。英語の本来の意味としては、後者の金融業界での使い方が正しいものとなります。

>>「デフォルト」の詳しい説明と使い方はこちら

デフレ(デフレーション)

デフレとは、モノやサービスの値段、いわゆる物価が、継続的に下落することを意味する言葉です。英語の「deflation(デフレーション)」を省略した言葉です。デフレにより、企業の収益が落ち、従業員の給与が下がり、消費が減退し、モノやサービスを売るために、さらにデフレが進む悪循環を「デフレスパイラル」と呼びます。対義語として「インフレ(インフレーション)」があります。

デベロッパー(デベロッパ/ディベロッパー)

デベロッパーとは、「開発者」という意味の英語である「developer」をそのまま用いたカタカナ語です。不動産・建築業界では土地や建物の開発事業者を指し、IT業界ではソフトウェア製作を行う開発事業者を指すなど、業界によって様々な使われ方をしています。「デベロッパ」、「ディベロッパー」という日本語表記で紹介されていることもあります。

手弁当(てべんとう)

手弁当とは、自費、無報酬で働くことを意味します。

テレカン

テレカンとは、遠隔会議を意味する言葉です。Web会議ツールや電話、テレビ電話を用いて、参加者が一堂に会することなく行う会議です。テレカンファレンス(teleconference)を省略した言葉です。

テレコ

テレコとは、「互い違い」、「あべこべ」、「食い違い」、「入れ違い」、「交互」、「逆」などの意味で使われている言葉です。歌舞伎用語が由来です。

テレハーフ

テレハーフとは、半日もしくは時間単位でテレワークを行い、残りの時間を出勤して仕事を行う勤務体制を意味します。コロナ禍における出勤者数7割削減に向けた取り組みとして、2021年1月29日に小池百合子東京都知事が提唱した働き方の名称です。

テレハラ(テレワークハラスメント)

テレハラとは、テレワークでの勤務中に、Webカメラを通して垣間見える相手のプライベートな空間、容姿、服装、生活の様子や、相手およびその同居人の生活音などの音に対して、否定的、威圧的、性的な言動をするなどの嫌がらせを意味します。また、相手の通信インフラなどの業務環境への否定的、威圧的な言動や、必要以上の監視、報告の強要などの精神的に過度の圧迫感を与える行為も含まれます。テレワークハラスメントを省略した言葉です。同じ意味の言葉として「リモハラ」があります。

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テレワーク

テレワークとは、情報通信技術(ICT/Information and Communication Technology)を活用し、時間と場所の制約を受けずに、柔軟に働く勤労形態を意味します。離れた場所を意味する「tele(テレ)」と、労働を意味する「work(ワーク)」を組み合わせた造語です。同じ意味の言葉として「リモートワーク」があります。関連する言葉として「自営型テレワーク」があります。

>>「テレワーク」の詳しい説明とメリットデメリットはこちら

テンパー

テンパーとは、「10%」を意味する言葉です。10を「ten(テン)」と英語読みして、パーセントを「パー」と省略しています。

テンパる

テンパるとは、「余裕がなくなり、せっぱ詰まっている状態」を意味します。元々は、「準備が整った状態」、「(何かしらかの)成就直前の状態」、「余裕がある状態」を意味する言葉でしたが、現在はほとんどの場合、真逆の意味で使われています。麻雀用語が由来です。

テンプレート

テンプレートとは、何かを作成する際の見本となる定型や形式、様式、書式を意味する言葉です。特に書類、電子ファイルにおいて用いられます。同じ意味の言葉として「雛形(ひながた)」があります。近しい概念の言葉として「フォーマット」があります。

「と」から始まるビジネス用語

ドアインザフェイス

ドアインザフェイスとは、まず相手が受け入れにくい過大な要求を行い、拒否させた上で、小さな要求を行い、承諾させる交渉テクニックを意味します。「譲歩的要請法」とも呼ばれます。対義語として「フットインザドア」があります。

同時礼(どうじれい)

同時礼とは、挨拶を述べながら、お辞儀をする礼の仕方を意味します。分離礼の方がより丁寧な方法だとされ、推奨されています。

動線(どうせん)

動線とは、店舗などの建物内における、顧客や従業員が移動する経路を意味します。商品の配置などは、動線を考えて行うことが大切になります。また、Webサイト上における、ユーザーが移動する経路を意味する言葉としても使われています。メニューやコンテンツの配置などは、動線を考えて行うことが大切になります。

特別条項(とくべつじょうこう)

特別条項とは、臨時的な特別の事情がある場合に限って、36協定で定められた時間外労働の上限(⽉45時間・年360時間)を超えて従業員に働いてもらうことができるようにする条項のことです。特別条項を適用するには、36協定にその旨を明記し、労働基準監督署に届け出る必要があります。特別条項を遵守しない場合は、会社や会社の代表者に罰則が科されることがあります。

>>「特別条項」の詳細と適用条件が守られていない実態はこちら

特化(とっか)

特化とは、「特定の部分に重点を置くこと」、「特定の分野に集中し専門化すること」、「他と異なるように特殊化すること」などの意味で使われている言葉です。

飛び込み営業(とびこみえいぎょう/飛び込み)

飛び込み営業とは、新規顧客に対し、アポイントを取らずに訪問し、営業活動を行うことを意味します。

飛ぶ(とぶ)

飛ぶとは、「従業員が突然出勤しなくなること」、「遠方に転勤になること」、「スケジュールが突然キャンセルになること」などの様々な意味で使われている言葉です。

ドライブ(を)かける

ドライブとは、「前進する」、「(もっと)がんばる」、「(一層)努力する」などの意味で使われている言葉です。英語の「drive」をそのまま使ったカタカナ語です。

ドラスティック

ドラスティックとは、「思い切った」、「徹底的な」、「抜本的な」、「激烈な」、「猛烈な」などの意味で使われている言葉です。大きな変革をもたらそうとする際によく用いられます。英語の「drastic」をそのまま使ったカタカナ語です。

ドラフト(ドラフト版)

ドラフトとは、「試案」、「草案」、「草稿」、「下書き」などの意味で使われている言葉です。英語の「draft」をそのまま使ったカタカナ語です。近しい概念の言葉として「たたき台」があります。

トレードオフ

トレードオフとは、何かを得るためや達成するためには、他の何かを犠牲にする必要がある、両立が不可能な関係性を意味する言葉です。英語の「trade off」をそのまま使ったカタカナ語です。

た行以外のビジネス用語集・解説一覧